暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep48私が貴方と望む未来へ往く為に 〜Fate〜
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て。でも事情を話したら、ルシルは協力してくれるって・・・!」

――フォトンスマッシャー――

煙を突き破って桜色の砲撃が向かってきた。ブリッツアクションで回避。避けた先に撃ち込まれ続けるなのはの砲撃。視界に入るルシルの前面には、桜色のミッド魔法陣が4つと扇状に展開されていて、そこから連続で砲撃を放っている。

「っく・・! それから一緒にジュエルシードを探してくれて、私はすごく嬉しかった! 危ない時には助けてくれて! いつも見守ってくれて! お母さんのことは残念だったけど、私はなのはとシャルとも友達になれた!」

――プラズマスマッシャー――

途切れたところを狙って砲撃を撃つ。ルシルはミッド魔法陣を放棄して射線から離脱した。私の砲撃は桜色のミッド魔法陣を粉砕。これで砲撃は撃てない。離脱し終えたルシルが、右手に生み出した雷槍を投擲してきた。私は左のスティンガーで弾き飛ばす。

「それからアリサにすずかとも友達になれたし、学校に通うことも出来た! そしてはやて達とも知り合えて、出会いは戦いだったけど、それでも友達になれたよ! リンディ母さんにクロノとエイミィ! 家族になれて嬉しかった! ルシルとも家族になりたかったけど、今思うと家族にならなくて良かった!」

だってルシルもハラオウン家として家族になっていたら、恋人っていう関係になれなかったから。

――復讐の宝珠――

妙な魔力弾が5発飛んできた。私が動くと射線が揺らいだことから、追尾弾だと判断する。ラウンドシールドを展開。だけどすり抜けてきた魔力弾。私は驚きを意志でねじ伏せ、スティンガーで叩き伏せる。だけど1発だけ迎撃できなかった。

「っうぁぁあああああッ!?」

直撃を受けると、魔力弾はいきなり巨大化、全身を覆われる。魔力弾の内部で全身を貫かれるような激痛に叫ぶ。魔力弾から解放されて、私は両膝を床につく。

「はぁはぁはぁ・・・ルシ・・・ル・・・はぁはぁ・・」

膝立ちで居る私を見詰めるルシル。私が肩で息をしながらルシルを見ると、ルシルは私から目を逸らした。そう、やっぱりそうなんだね。私は足に力を込めて、ルシルを連れ戻すために立ち上がる。

「諦めろ、フェイト。諦めてくれ・・・頼むから」

「諦めない。私は諦めないよ・・・諦めるもんか・・・!」

ルシルの悲しげな表情での懇願。そんなルシルを笑顔にするために、私は勝つ決意を新たにする。カートリッジを1発ロード。プラズマランサーを10発と射出する。それと同時に思い出話の続きを口にする。

「初めての初詣を憶えてる?」

ランサーを迎撃しようとしたルシルが、私の話を聞いて動きを一瞬止めた。ルシルにランサーが掠っていく。私は「ターン!」と号令を掛ける。ランサーの軌道を変えて、再度ルシルに
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