暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep48私が貴方と望む未来へ往く為に 〜Fate〜
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ろうか。それともそういうのは関係ないのか。解らない、判らない、分からない、わからない、ワカラナイ。判らない。が、ただ1つ言えることは・・・。

「私は・・・負けるのか・・・。それもまた・・・」

アダメルがスマッシャーに押され始め、そして2つのエネルギーを持った砲撃が私を呑み込もうとしている。ということだけだった。

†††Sideルシリオン⇒フェイト†††

私のスマッシャーがルシルのアダメルを呑み込んで、そのままルシルへと直撃した。砲撃はそのままルシルごとホールの壁へと突っ込む。ホールを揺るがす爆発と衝撃波。ゆっくりと降下して床に降り立つんだけど、足に力が入らなくて座り込んでしまう。

「はぁはぁはぁ・・・ぅあ?」

セインテストフォームを解除する。というより強制的に解除された。身体中が悲鳴を上げている。反動が強過ぎるんだ、このフォーム。立つのもやっとで、アサルトフォームに戻した“バルディッシュ”を杖代わりにする。
魔法の爆発による煙も次第に晴れていく。その間に呼吸を整える。これで決まっていなかったら、もう戦う余裕のない私の敗北は確定だ。煙幕も晴れ、ようやくルシルの姿を視認できた。

「っ・・・私の勝ちだよ、ルシル」

大きく抉れたホールの壁の奥で、瓦礫にもたれかかるようにして座り込んでいるルシル。俯いているから表情は見えないけど、間違いなくルシルは戦闘不能だ。
“バルディッシュ”を突いて、ルシルの元へと歩み寄っていく。たった200m。その何でもない距離が今では遥か遠くに感じる。
ようやくルシルの元に辿り着き、しゃがみ込んでそっとルシルの顔を覗き込む。まぶたを閉じて、眠っているような表情。と視界に光が満ちる。

「ルシル・・・!?」

ルシルが足元から光の粒子となってゆっくりと消えていく。敗北によって召喚が解かれて、“神意の玉座”へ還るんだ。

「聞こえてないかもしれないけど、今一度あなたに伝えます。ルシル。私は、あなたのことが好きです。だから、これからも私と一緒に、私の側にいてください」

私はルシルが完全に消えてしまう前に、かつての同じ告白をする。そして対人契約。ルシルの唇に、私の唇をそっと重ねた。ファーストキス。
その直後、視界が暗転。気付けば私はどこかのお城の、玉座の間とかがピッタリはまる場所に居て、大きな肘掛椅子に座ってた。

「え? 何が・・・? ここって・・・どこ・・・?」

軽くパニックを起こす。いきなりこんな豪華な大ホールに居れば、誰だってパニックを起こす。

「ようこそ、ヴァルハラへ。フェイト・テスタロッサ・ハラオウン」

ハッとして、声のした方、真正面へと視線を移す。私が座っているような大きな肘掛椅子。

「ルシル・・・じゃない。もしかして、ルシルのお姉さん
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