暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第27話「襲撃後の休日 男性IS操縦者編」
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成績は中学の頃は中盤くらいで、IS学園では下から数えた方が早いとだけ言っておこう。
言ってて悲しくなってきた……。


[ドンッ!!]

「お兄、ご飯出来たよ〜。さっさと食べにおr――」
「よ、久しぶり」
「い、一夏さん!?」

扉を蹴破って部屋に来た弾と同じ赤く長い髪をバンダナで上に纏めた少女。
彼女は弾の1つ下の妹、五反田蘭だ。

「え、ああああの、来てた…んですか?」
「ああ、折角の連休だから、家の様子を見るついでに寄ってみた」
「そ、そうだったんですか…」

その言葉を最後に入口の死角へと隠れてしまう蘭。
ん〜、結構長い付き合いになるけど、やっぱりまだ苦手意識とかされてるのかな。
ちょっと寂しいな…

「おい、一夏俺と遊ぶのはついでか」
「ハハ、悪い悪い」
「っ(ギンッ!!]

≪ちょっと、何で言わないのよ!!≫
≪あれ? 言って無かったか? 友達が遊びに来るって≫
≪それが一夏さんだとは一言も言って無い!!≫
≪あ〜………そう言えばそうだったな≫
≪…あとで覚えておいてよねお兄≫
≪う゛…悪い≫

何やらアイコンタクトで会話をしているみたいだ。
二人とも相変わらず仲がいいよな。

「あ、あの〜。一夏さんもよかったら一緒にご飯にしませんか?」
「いいのか?」
「ええ、もちろんです!(お兄のご飯が少なくなるだけだし)」
「おい蘭―「何か?」―いえ、何でもないです……」

弾よわっ!?

「さ、一夏さん。片付けは兄にやらせておいて一緒に下に降りましょう」
「え、いやでも」
「はぁ…。いいから先に行ってろよ」
「いいのか?」
「ああ、すぐに片づけて行くから」
「悪いな」
「ささ、行きましょう一夏さん♪」
「俺の分まで食っちまわないでくれよ」
「お、おう…」

―――
――


「あ…」
「あら?」

蘭に連れられて下の食堂へと降りると、最近知り合った先輩がいた。

「の、布仏先輩!?」
「こんにちは、織斑君」

食事を終えて友達と話していたであろう先輩は、こちらに気づいて綺麗なお辞儀で挨拶をしてくる。
会うのは数回だけど相変わらず礼儀正しい人って感じがするな…うん。

「い、一夏さん。この方とお知り合いなんですか!?」
「ああ、IS学園の先輩だよ」
「そ、そんなまさかまたライバルが…しかもこんな清楚で礼儀正しそうな美人さんとか勝ち目が―――(ブツブツ」

蘭は何をブツブツ言ってるんだろう?


「織斑君も外出されてたんですね」
「ええ、実家に顔を出すのと買い物ついでで友達の家に…」

あれ? このセリフ二回目だ。

「そうでしたか。そちらの方は?」
「ああ、この子は友達の妹の五反田蘭です」
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