暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep47お姉ちゃんは妹を守るものだから 〜Hermana mayor〜
[9/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
へ26発のブラッディダガーを射出。シグナムとヴィータもそれぞれ炎熱攻撃で援護。

――守護宣言(デフェンデル・デクララシオン)――

作り出された氷の壁に当たった直後、ダガーは全部凍結粉砕されて、シグナムとヴィータの炎熱攻撃も通用せんかった。これはまずい。メノリア以上にフィレスの防御力が高い、高過ぎる。私はもう1度、炎熱砲撃ソールをリエイスに準備させる。

『ギンガ、エリオ! 2人はスバルとティアナをシャマルのところへ!』

ギンガと戻ってきたばかりのエリオには、スバルとティアナの戦線離脱を念話で伝える。2人は『了解!』と返して、スバルとティアナをそれぞれ背負って戦域から離れる。ごめんな、せっかく戻ってきたのに。

「今の状態の私が、テスタメントの“最強”であることを覚悟してください」

――涙する皇剣(エスパーダ・デ・ラグリマ)――

離脱する4人を尻目に、両手に氷の剣を携えたフィレス空士が突撃してくる。私は“シュベルトクロイツ”を向けてソールを撃とうとする。それより先に、左の氷剣で“シュベルトクロイツ”の柄の中間を真っ二つにされた。あまりに早く無慈悲な一撃に、恐怖が全身を支配する。そんな私へと迫る右の氷剣。

「させるものかッ!」

それを私のすぐ側に来たシグナムの炎を纏った“レヴァンティン”が防ぐ。私はシグナムにお礼を言い、距離を開けて“シュベルトクロイツ”の修復に入る。

――クロスファイアシュート――

鍔迫り合いをしとるシグナムとフィレスに向けて放たれる、ティーダ一尉のクロスファイア13発。シグナムの強化された炎でも溶けへん右の氷剣をそのままに、左の氷剣を振るって冷気を放つ。その冷気がクロスファイアを凍結させて無力化した。それを最大の隙として、ヴィータとクイント准尉が攻勢に出る。

「「はあああああッッ!!」」

2人が繰り出される一撃を、フィレス空士は何事でもないように氷の盾で防いだ。それと同時にフィレスに掛けられるリングバインド。色は藍色やからクイント准尉のものや。

「なに・・・!?」


「『みんな離れて!』・・・ソール!!」

身動きを一瞬とはいえ封じられたフィレス空士に、メノリアを蒸発させた炎熱砲撃ソールを放つ。フィレスの防御力からしてこれくらいの威力が無いと、まともにダメージが与えらへん。残っとる氷の盾もろとも呑み込む白い炎。警戒する。これで勝ったと思わん。

――洗練されし氷牙(レフィナド・ランサ)――

案の定、爆炎の中から氷の槍が幾つも飛んできた。それぞれ横っ跳びで回避。

「裏切り者への制裁がまだでした」

爆炎の中から疾走してきたフィレス空士が、クイント准尉の太ももに向けて氷剣を振るう。咄嗟にウイングロードを足元から宙に走らせて、フィレ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ