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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep47お姉ちゃんは妹を守るものだから 〜Hermana mayor〜
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パーシオ・・・いいえ、もう幹部としてじゃないですね。極凍世界ヨツンヘイム皇族、アウローラ・プレリュード・フィレス・カローラ・デ・ヨツンヘイム、参ります」
小さい頃に公言することを禁止された真名を口にし、最期の戦いに臨む。
――
氷柱弾雨
(
セリオン・エクサラシオン
)
――
†††Sideフィレス⇒はやて†††
私らは一斉にウェディングドレスを身に纏ったフィレス空士から離れる。予想外やった。まさかヴェールだけでも魔族融合できるやなんて・・・。私らの頭上に生み出された巨大の氷柱が、ドームの破片と一緒に落ちてくる。それだけやなくて、“女帝の洗礼”とモノと思しき白銀の機械片も落ちてくる。
『こうなったらもうしゃあない。フィレスを倒してでも協力してもらう・・・! みんなも覚悟してな』
みんなに思念通話を送る。そやけど返ってくるんは迷いしかない無言。私ももう戦いたくない。そやけど、フィレスから放たれる殺気が酷く冷たくて鋭い。みんなも理解しとる。そやから『了解』と返ってきた。頭上から落下してくる氷塊や機械片に気を付けながら、魔法を準備する。
「フィレス・カローラ!もう止すんだ!」
――紫電一閃――
「あたしらはセレスを救いたいんだ!」
――フランメシュラーク――
近接組のシグナムとヴィータが仕掛ける。エリオは眠りについたレヴィを避難させるために戦域を離脱中。
「救いたいのであれば、このままセレスをそっとしておいてください。それがあの子のためなのですから・・・!」
フィレス空士は2人の攻撃を完全に見切って、踊るようにして避けた。
「「「おおおおおおおッッ!!!」」」
背後からのスバル達の奇襲。
「軽いの行きますよ」
――
女神の鉄拳
(
ディオサ・プーニョ
)
――
それすらも華麗に避けて、地面から氷で出来た巨大な拳が人数分突き出してきた。私はヘルモーズでギリギリで避けられた。そやけど耳に短い悲鳴が届く。ティアナのものやと判る。氷拳が砕けて散る中、視界に映るのは頭から血を流して倒れ伏したティアナと、ティアナを診ようとしているティーダ一尉。
――
悪魔の角
(
ディアブロ・クエルノ
)
――
「あぶ――」
スバルもティアナ達に近寄ろうとしたけど、危ない、と注意するより早く、スバルの両腕と両足に螺旋状の氷の杭が1本ずつ打ち込まれて、同じように氷の杭によってティアナの“クロスミラージュ”の銃身が粉砕された。スバルの苦痛の悲鳴がこだまする。
「「スバル!!」」
「援護!!」
――ブラッディダガー――
「「了解!!」」
――フランメ・フリーゲン――
――火龍一閃――
助けに入ろうとするギンガとクイント准尉を援護するために、私はフィレス空士
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