暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep47お姉ちゃんは妹を守るものだから 〜Hermana mayor〜
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どういう方法で吹き飛ばされたのかも検討がつかない。

――クラウ・ソラス――

――クロスファイア・フルドライブ――

――インパルス・ストライカー――

とそこに、八神部隊長、ティアナさん、ティーダ一尉の射砲撃が一斉にメノリアを襲う。

『我が愛おしき主君に手を出す事は許さん』

また声が聞こえた。さっき聞こえたのも、今のもメノリアの声なんだ。外見もすごく美人で、声もまたすごく綺麗だった。メノリアが左腕を頭上に掲げると蒼い吹雪が起こって、八神部隊長たちの射砲撃を弾き飛ばした。

「あはは! すぅごぉ〜い! でも負けないよぉ!!」

レヴィがハイテンションで突っ込んでいく。メノリアの声で戦意が失くなりそうだった僕もレヴィに続いて、「ストラーダ!」メノリアへと突撃する。

†††Sideエリオ⇒スバル†††

どれだけ“リボルバーナックル”の一撃を打ち込んでも、メノリアの防御力を突破できない。八神部隊長たちも一緒に戦って、攻撃しているのに・・・。レヴィもエリオも、フィレスさんを庇うメノリア相手に格闘戦を挑んでいるけど歯が立たない。

――紫電一閃――

――瞬閃 牙衝撃――

――フランメシュラーク――

――我が名はメノリア――

シグナム一尉とヴィータ教導官も一緒に四方から攻撃するけど、また見えない何かで吹き飛ばされて、距離を無理矢理開けられる。

――ナイトメアハウル――

――ファントムブレイザー――

――ヴェロシティ・レイド――

近接チームが離れた直後に放たれる、ティアたち遠距離チームの砲撃。それもまた跳ね返される。今までの魔族とはあまりにもレベルが違い過ぎる。

「強過ぎるよ・・・」

勝てない、かもしれない。弱気になる。心が折れそうになる。すると背中を思いっきりバチン!と叩かれた。振り返ると、お母さんがあたしの目を見詰めている。視界の端に映るギン姉はコクンと頷いてる。

「スバル。私たちは勝てないかもしれない。でもね、勝つ必要はないの。なのはさんとフェイトさんとシャルさんが、カローラ一佐を止めることが出来るまで、フィレス空士をここで足止めする。それが多分、私たちの役目だと思う」

そうあたしに告げた。勝つ必要のない戦い。でも負けちゃいけない戦い。この戦いの勝敗は、心が折れない方が勝つ。両頬を力強く叩いて、弱腰になっていた自分に改めて気合を入れる。

「スバルも覚悟を決めたところで、行こうか、ギンガ、スバル」

「「はい!」」

――ウイングロード――

あたし達はそれぞれのウイングロードで、フィレスさんを庇うようにして戦い続けるメノリアに最接近。フィレスさんが「メノリア、上!」とあたし達を指してくる。

――我が声に応えよ雪の精――
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