暁～小説投稿ｻｲﾄ～:魔法少女リリカルなのはANSUR～CrossfirE～ Ep45遥かなる夜天に集いし騎士～Wolken Ritter～

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魔法少女リリカルなのはANSUR～CrossfirE～

Ep45遥かなる夜天に集いし騎士～Wolken Ritter～
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私の思っとることを察したかのようにそう言ってきた。しばらく見んうちにリエイスがおかしくなってしもた。リエイス、それはな、ジャイ○ンの法則ジャイアニズム言うんよ？言いたいことはたくさんあるんやけど、今はまず・・・。

「あーもうなんや。リエイス、フォロー頼むで！」

『はい、我が主。お任せを』

戦闘に入ろうとしたとき、耳に届く“オラシオン・ハルディン”の放送。シャルちゃんの声が流れた。内容は“女帝の洗礼”の機能停止に成功したということ。これで、本局に次元跳躍砲が撃たれることはなくなったわけや。

（ならあとは、私らの役目を果たすだけやな）

覚悟を決めて急停止、振り向きざまに魔法を撃つために術式準備。視界に映るイスキエルドは慌てた様子も無く大剣を構えようとしとる。

「クラウ・ソラス！！」

私は“シュベルトクロイツ”の先端をイスキエルドに向けて、砲撃を放った。

「お返しだッ！」

――慈悲すら許さぬ業火――

イスキエルドはロール機動で砲撃を避けた。そんで大剣を突き出して、闇色の炎を螺旋状の槍にして放ってきた。そやけど狙いが甘い。簡単に避けられた。そしてこの瞬間、新魔法の条件が整った。早速リエイスから送られてきた魔法を放つ。

「ヴァーリ！！」

“シュベルトクロイツ”から放たれる射撃魔法。その数、たったの1発。それがイスキエルドに向かって一直線に進む。私とリエイスは次の魔法をスタンバイ。ヴァーリを大剣と炎で迎撃しようとするイスキエルド。
そやけど、ヴァーリは軌道を変えて、もっかいイスキエルドに向かう。ヴァーリの魔法効果は追尾。術者、つまり私に敵対行動を取って攻撃した者、イスキエルドにヒットするまでオートで追いかけ続ける射撃魔法。

「小賢しい・・・！」

ヴァーリを処理しようとしとるイスキエルドを追撃するために、『ハウリングスフィア、スタンバイ』私を中央として上下左右にスフィアを4つ設置。

「『ナイトメアハウル！！』」

前面に5つ目のスフィアを設置して、“シュベルトクロイツ”の先端で打つ。ヴァーリを迎撃できずに直撃を喰らったイスキエルドに、リエイスの同時多弾砲撃を放つ。全弾直撃して爆発に呑み込まれるイスキエルド。リエイスに『油断なさらないように』と注意を呼びかけられた。

――我に滾るは怨嗟の業火――

その直後に、煙幕を吹き飛ばしながら炎の斬撃が幾つも飛んできた。

――ヘルモーズ――

瞬間的な高速移動魔法ヘルモーズを使って、射線上から離れる。イスキエルドは私に向かって突進。振り下ろされた大剣を半身ずらして避ける。直後に斬り返してきた大剣を“シュベルトクロイツ”の柄で受け止める。

「おのれ・・・ノーチェブエナの近接戦技術を取り入れたのか、夜天の主・・・！」

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