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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep45遥かなる夜天に集いし騎士〜Wolken Ritter〜
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リエイス、か。良い名を授かったではないか。しかし、その前に言っておかなければならんな。様子のおかしいカルド隊への警戒をそのままに、主はやてへとある提案をする。
「ああ、よろしく頼む。ですが主はやて。リエイスの我々へのその呼称はどうでしょう?」
リエイスは我々のことを二つ名で呼ぶ。それは直しておかなければなるまい。
「そうやな・・・リエイス、これからはみんなのことは二つ名やなくて、ちゃんと名前で呼ぶように、ええな?」
『え、あ、はい』
リエイスは少し戸惑っているようだが、これから八神家として過ごす以上は倣ってもらわなくてはな。もう少しゆっくりと話したいが、今は生憎と戦闘中。カルド隊から向けられる殺気が急に膨らみ、強く押し付けられるような錯覚を得る。
「シグナムとアギトはカルドを。ヴィータとリインはデレチョを。私とリエイスはイスキエルドを。それでええな、みんな」
主はやての意志の強さが判る。
カルド。私が殺めたガウェイン・クルーガー。
デレチョ。ヴィータが殺めたジョシュア・エルグランド。
イスキエルド。“闇の書”暴走に巻き込まれ亡くなったジータ・アルテッツァ。
それぞれが手に掛けた相手を、もう1度この戦いで手を掛けねばならない。残酷なものだ。しかし、我々は勝たねばならない。だからこそ我々は背負う。カルド隊の恨みも怒りも、その全てを。
「構いません。それが私の役目ですから」
「あたしもそれでいい。だけど、はやてにまで背負わせたくない」
ヴィータの思いは解かる。私とてそうだ。我々の心優しき主には、出来うる限り過去の闇を背負わせたくはない。しかし主はやては、我々の主だから一緒に背負う、と言うだろう。
「おおきにな、ヴィータ。そやけど、これは最後の夜天の主として背負わなアカンことや。みんなの罪も、カルド隊の想いも、主として、そして家族の一員として、一緒に背負う」
主はやての戦う決意と斃す覚悟に満ちた声。ヴィータも主はやての想いに触れ、もう何も言わなくなった。
「私ら八神家の仕事、カルド隊の撃破。・・・行くよ・・・!」
「「『『『了解!!』』』」」
我々は散開して、それぞれが向き合うべき相手と戦うために空を翔ける。
†††Sideシグナム⇒ヴィータ†††
VS・―・―・―・―・―・―・
其は狂おしき復讐者カルド隊
・―・―・―・―・―・―・VS
「追ってこいよ、デレチョ!」
「1対1とは、嬉siいことをしてkuReるじゃないか、紅の鉄騎ヴィータ・・・!」
あたしを追うようにデレチョが飛んでくる。あたしは後方から追ってくるデレチョにフリーゲンを撃ちながら、さらにスピードを上げて“オラシオン・ハルディン”の奥、“レスプランデセルの円卓”に進
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