暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep44清浄なる優しきもの・運命を切り拓く翼・白き純潔の希望〜Lieiβ〜
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らない外壁。そして私となのはとはやてによる同時砲撃。それでも傷がつかない外壁。

「おまえら、どけぇぇぇぇぇぇッ!!」

背後から聞こえたヴィータの声。一斉に振り向くと、“グラーフアイゼン”をツェアシュテールングスフォルムにしたヴィータがこっちに向かって来ていた。私たちは一斉に外壁から離れる。

「ブチ貫けぇぇぇぇぇーーーーッッ!!」

ヘッドのドリルが火花を散らしながら外壁を突破しようと唸る。私は外壁から空へと視線を移す。ヴィータがここに居るということは、シグナム独りでカルド隊と戦っているということだ。シグナムだけで抑え込むのはやっぱり出来なかったようで、カルド隊の内の1人がこっちに向かって来た。私たちが構えようとしたとき、何を思ったのかはやてが躍り出た。

「ヴィータの邪魔はさせへん! 夜天の主(わたし)が相手や、カルド隊!!」

私となのはとレヴィが、神秘の無いはやてを守るために前に出ようとしたその時・・・

「ちょっとごめんよ!」

「うごぉっ!?」

私たちとカルド隊の誰かとの間にディアマンテが落ちてきて、カルド隊の一1の背中を踏みつけるようにシャルが落ちてきた。呆気にとられる私たちに視線で、離れていて、と送ってきたシャル。シャルはもう1度、カルドの1人の背中を踏みつけて、立ち上がろうとしたディアマンテへと疾走。“キルシュブリューテ”を構えて・・・

――牙突――

突っ込んだ。

†††Sideフェイト⇒はやて†††

ディアマンテを貫いたシャルちゃんの疾走を止まらんと、そのまま一直線に外壁へ向かう。ヴィータもその様子に気付いてすぐさま攻撃を止めて、シャルちゃんに道を開けた。

「ありがとう、みんな。行ってくるよ」

――光牙裂閃刃(リッター・ネーメズィス)――

直後、ディアマンテを外壁に叩きつけたシャルちゃんは、私らにお礼を言った。ディアマンテから“キルシュブリューテ”を抜いて、ほぼゼロ距離で光の一撃を撃ち込んだ。視界が真紅に染まる。視覚が元に戻った時、外壁に大穴が開いとって、シャルちゃんとディアマンテの姿は無かった。これで、本局に砲撃は撃たれへん。シャルちゃんが中に入った以上、私らの勝ちや。

「はやて!」

ヴィータの叫び。やってしもた。私の後ろには、カルドの1人が居ることを失念しとった。振り返る。目に映るカルドの大剣。目を逸らせへん。瞑ることも出来ん。こんなとこで死ぬんか? リインフォースとの約束もまだ果たせてへんのに? 愛する家族を、友達を、仲間を置いて、私は、ここで死ぬんか?


「私の主に手を出すことは、誰であろうと許さん」


そう思った時、待ち望んだ、愛しい家族の1人の声が聞こえた。直後にカルドの1人は横から殴り飛ばされて、遠くの方にガシ
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