暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep44清浄なる優しきもの・運命を切り拓く翼・白き純潔の希望〜Lieiβ〜
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ルを見て、「さすがうちの娘たちね」と笑った。やっぱりお母さんに褒められるのはすごく嬉しい。でも、この戦いが終わったら、今度こそお母さんは居なくなる。ごめんなさい。あたし、今・・・終わらなければいいのに、なんて思った。
「スバル・・・? どうしたの? 調子悪い?」
「ギン姉・・・ううん、大丈夫! 行こう、みんな。次の砲撃を撃たせないために!」
ギン姉の心配に、あたしは無理矢理明るく振舞う。お別れは辛い。したくない。だけど、あたしはここで立ち止まれない。
†††Sideスバル⇒シャルロッテ†††
ディアマンテとの戦闘の最中、はやてから通信が入った。正直受け答えするような余裕はないけど、私は通信に応える。
「どうしたの、はやて。出来れば手短にお願い・・・!」
――
風牙真空烈風刃
(
エヒト・オルカーン
)
――
ディアマンテへと風の壁に真空の刃を複数巻き込んだ一撃を放つ。だけど雷そのものであるアルトワルドの力で回避される。本当にあのスピードは厄介だ。真技を当てる自信が無くなった。
『フリングホルニとナグルファル。その2隻の攻略法って知っとるか?』
「は? 何でまたその2隻の名前が出て・・・」
はやてはこんな状況で無意味なことは言わない。なら、信じたくないけど・・・。
「出てきたのね、フリングホルニとナグルファルが。このオムニシエンスに・・・!」
アルトワルドから放たれる雷撃砲を回避しながらそう聞き返す。私は飛行の途中で、生前に2度、それと“ジュエルシード事件”でルシルと最後に闘ったときに使った魔術を発動。そのまま距離を開け、ディアマンテへと魔力刃を連続で放ち続ける。ディアマンテは手に持つ剣でそれを弾き返していく。
『うん。アギラスは残り少ないんやけど、スキーズブラズニル以上の巨大帆船が2隻現れた。ヴォルテールも白天王もそれに邪魔されて動けへんし、艦隊からもすでに3隻の損害が出とる』
(最悪だ。ルシルは何てモノを持ち出してくるんだ、まったく・・・!)
“フリングホルニ”と“ナグルファル”。アースガルド同盟軍の保有していた戦艦だ。その戦力、その大きさ、共に“スキーズブラズニル”以上。撃沈方法は・・・。
「ごめん、はやて。私にも判らない。ナグルファルは、たぶんスキーズブラズニルと同じ。操舵室にあるコアを潰せばいいと思う。だけどフリングホルニはきっと違う。魔術を生み出したアースガルドの魔道技術の粋を結集して造られた旗艦。神の加護を受けし不沈艦フリングホルニ。対抗手段は・・・無い」
ディアマンテを睨みつける。さっきから“オラシオン・ハルディン”内に流れる放送。“アインヘリヤル”もジェネレーターと呼ばれる施設もすでに半壊。なのは達も地上部隊もよくやってくれている。なのに、ここ
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