暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep44清浄なる優しきもの・運命を切り拓く翼・白き純潔の希望〜Lieiβ〜
[2/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
方がいいかもしれない。でも・・・』

『私とフェイトちゃんはこの後、セレスさんとルシル君との戦いがある。だけど、このまま温存とか言っていたら・・・』

『もっと被害が大きくなる・・・。シャルもディアマンテとの戦いで大変だし、シグナム達もカルド隊と今も・・・』

空から爆発音が連続で聞こえてくる。シグナムさんの紫とヴィータちゃんの赤、そしてカルド隊の黒が、高速で空を翔けているのが見える。
一応、はやてちゃんからさっきキャロ達をこっちに向かわせるって連絡はあった。でもすぐには来れないはず。

『フェイトちゃん』

『キャロ達が来るまで、私となのはで出来うる限りのことをやろう』

私とフェイトちゃんは横に並んで拳を突き合わせる。そして、私とフェイトちゃんは別れて、それぞれ施設制圧に乗り出す。

†††Sideなのは⇒レヴィ†††

わたしはルーテシアとキャロを置いて先行して、“オラシオン・ハルディン”の入り口に辿り着く。
“女帝の洗礼”の次元跳躍砲に必要なエネルギーを担う施設には地上部隊が向かってる。ならわたしは、“アインヘリヤル”を沈めてやろう。形態は“モード・バスター”のまま。わたしの砲撃で、砲台を破壊してやる。管理局艦隊に向けられている砲口から撃ち出される砲撃に当たらないように脇を飛ぶ。

「ガジェット・・・。スカリエッティの遺品、か」

真下から光線を撃ってくる“ガジェット”の群れ。わたしは“アインヘリヤル”から放たれる砲撃の上へと移動することで光線をやり過ごす。砲撃が途切れたその瞬間に、“アインヘリヤル”の砲口の真ん前へと移動。

「さすがに砲口にシールドなんて張ってないよね・・・!」

――紫光裂破(ハーツイーズ・クラッカー)――

射撃魔法クラッカーを直接砲身の中に撃ちこむ。砲口内が光ったのを見て、すぐさま離脱。直後に爆発が起きて、“アインヘリヤル”の到る所から爆炎が噴き上がる。
まずは1基を破壊。このまま全ての“アインヘリヤル”を破壊してやろう。とは思うけど、“オラシオン・ハルディン”の広さは直径にして約10km。
地上部隊のほとんどが施設制圧に動いてる。でも“騎士の洗礼”と“アインヘリヤル”を制圧しようとしているのはそう多くない。

「悩んでても仕方ない。今はやれるだけのことをやってやれ、だ」

わたしは沈黙した“アインヘリヤル”から、別の“アインヘリヤル”を目指して飛ぶ。

†††Sideレヴィ⇒ティアナ†††

≪アインヘリヤルT、大破。1番基の破棄を決定。第1ジェネレーター、大破。女帝の洗礼の砲撃掃射システムに遅延発生≫

“オラシオン・ハルディン”に放送が流れる。あたしは一緒に施設を制圧したお兄ちゃんを見る。
お兄ちゃんは「やったな、ティアナ。でも、まだま
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ