暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス 自由の翼
空翔ける翼……です。
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何故今更、春奈に接触したのかは知らん。あいつに[越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)]を施したのも気がかりではあるが。

紅蓮の炎が晴れるとそこには進化した[翼]を携えた春奈がいた。

「機体に救われたな。」

蒼く凛々しい翼を持つ……真の姿を。




○side春奈

初期化(フォーマット)最適化(フィッティング)が終わりました。確認ボタンを押してください。〉

(う……なに?)

意識の中に浮かぶ[確認]のボタン。訳もわかりませんがそれを押します。

そして意識に流れ込んでくる情報。でもそれは、整理されていて……。

変わっていく。全てが、武器が、()が……!

キィィィィン……

フリーダムがその装甲を一度霧散させて私の周りに粒子となってまとわりつく。

高い周波数の音は何処か心地がいい気がする。まるで、フリーダムの鼓動のように。

そして、閃光が爆ぜる。

私の姿は劇的に変わっていた。

「これがホントの[フリーダム]なの?」

滑らかで、全体的に線の細い両手足の装甲。それは、リアル・ロボットに分類されるガンダムの特徴を捉えている。

肩の装甲もサイズが落ちてより、鋭くシャープになっている。

胸部装甲は黒くつま先は青い。あとは全体的に白で統一されている。

額のブレードアンテナ。そして、背部で存在感を放つ青い10枚の翼のようなウイングバインダー。

うん。フリーダムガンダムだよ。

「な……このタイミングで一次移行(ファースト・シフト)ですか!?」

これで、フリーダムは私の専用機になった。と言う事ですね。

ただ、この状況はキツイですね。私は[越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)]を完全に使いこなしてはいません。連続使用可能時間は180秒。3分です。

それから再発動には2時間のインターバルが必要なんです。

「いや、頼るのもダメ。やってやろうじゃん!」

私は翼を広げてハイマットモードに移行。さらに……

「行って!ドラグーン!」

翼部からドラグーンユニットを8機射出します。

「えぇぇぇ!?なんでbit兵器を積載してるんですか!?」

「知りません!」

「ですよね!」

オールレンジの射撃を躱す山田さん。しかし、ジリジリと射撃密度が増していきます。

加えて私はリア・アーマーの超電磁砲(レールガン)《クスィフィアス》を展開。さらに第一翼の高出力プラズマ収束ビームキャノン《バラエーナ》も起動します。

「行っけぇぇぇ!!」

ビームライフル《ルプス》を両手持ちで構えて、一斉射撃(フルバースト)です!!

……と、行きたかったのですがここでハプニングが起こりました。


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