空翔ける翼……です。
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ーマット》……80%
最適化……75%
もう少しですね、時間を稼ぎますか。
●
○side真耶
流石は織斑先生の妹さんです。
技能的には単純。でも制御できない一直線の動きの瞬間加速を使って体当たりとは……びっくりしました。
教師としては不謹慎にもワクワクしてきました。どこまでできるのか試してみましょう!
私はレッドバレットを乱射して牽制。誘導します。
近接ナイフ《インパルス・エッジ》を呼び出して腰部にマウント。相手の突貫に備えます。……まぁ同じことをしてくるとは思いませんが、念のためにです。
もう一丁のレッドバレットを呼び出して二丁撃ちで攻め直します。
春奈さんは、さも当たり前のように高機動かつ無駄のない動きで飛来する銃弾を避け続けます。
「クッ……」
……?
春奈さんの動きが鈍くなったような気がしますが……気のせいでしょうか?
私はその一瞬を見逃さずに光学手榴弾《クレイモア》を投擲します。
「チッ)!!」
春奈さんがシールドを構えて直撃に備えます。
直後に轟音と閃光が辺りを包みます。煙も絶えない中その姿を彼女が表します。
「試験でクレイモアを使うなんて……なにやってんの!?」
一瞬春奈さんと某木馬の艦長が被って見えました。
どうやら耐ビーム装甲のシールドのようです。ただ、余波を防ぐことができなかったようで彼女のシールドエネルギーは大きく減っています。
私はその言葉を無視して、インパルス・エッジを引き抜いて彼女に近接戦を持ちかけます。
「こっちは近接装備がないって言わなかったですか!?」
……私は無慈悲に実体ナイフで彼女に切りかかります。これが世の道理なのです!!
●
○side春奈
格闘戦では分が悪い私。ここは、距離をとるしかありません。
が……。
「逃がしません!!」
至近距離で飛んでくる銃弾に手を焼いています。バックを取られたら残りのシールドエネルギーも吹き飛ぶでしょう。
私は被弾覚悟で上へと逃れます。
「……チェックメイトです!!」
……冗談キツイですね。逃れた先には安全ピンの抜かれた手榴弾。
[詰み]。この単語がしっくりきますね。
ドカァァァン!!
私の視界が紅蓮の炎で真っ赤に染まりました。
●
○side千冬
む?今、私のことを[空気]と言ったのはどこのどいつだ?
……まぁ、冗談はこの辺にしておこう。
「終わったか。初期化、最適化が。」
……束。貴様が
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ