与えられる力……です。
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製造したのはその新興企業と偽りの申請をしたらしい。」
「つまり、この機体は第3世代後期の機体になる?」
「いや。この機体は、信じがたいが第4世代だ。」
「……そうですか。」
千冬姉はピットの奥に待機している灰色に近い機体を指差して私に告げます。
「これより、織斑春奈専用機[フリーダム]の起動試験と先の実技試験の続きを並行して執り行う。ことをここに宣言する。」
「……え?私の専用機!?」
「……そう登録されているんだ。春奈、腹を括れ。束の意図がわからんがお前の専用機なのだ、お前がこの機体の主となればいい。」
……まぁ転生時の専用機がこれなんでしょうね。
「分かりました。やってやろうじゃん!」
私は覚悟を決めてISに触れます。
仄かな青いスパークと共に私の思考領域にいろいろな情報が流れ込んできます。
このISの基本動作、操縦方法、性能……その他の情報も一気に流れ込んできます。
機体識別名RCI-00XG [フリーダム]
これは……試験会場で起動した[打鉄]とは全く違う感覚。
私に馴染むただただ馴染むんです。
無重力感を感じて私は自分の今の姿をハイパーセンサーで確認します。
額にはガンダムの象徴のシャープなブレードアンテナ。胸部を覆う黒い装甲、灰色のリアアーマー。
左右の肩には腕の可動範囲を阻害しない大きさの装甲が装備されています。
両手両足には工業的な凹凸の残るISアーマーが展開されています。
その背中には翼のようなウイングが装備されています。
「起動は成功だな。[初期化]と[最適化]を待っている暇はない。時間も押しているしな。春奈、感覚は実戦で物にしろ。」
「はい。」
私は浮遊してピットに備えられているカタパルトに脚部を固定します。
〈カウント開始…9…8―――〉
センサー内のタイマーが起動します。
「春奈。試験官はさっきとは違う。気を引き締めろよ?」
「はい!」
〈―――…2…1…〉
「春奈、[フリーダム]。いきます!!」
私はアリーナ内へ勢い良く飛び立ちました。
私のセンサーに反応が出ます。相手の試験官は山田真耶教諭ですね。機体は[ラファール・リヴァイヴ]です。
装備している火器は五一口径アサルトライフル《レッドバレット》。アメリカのクラウス社製実弾銃器で実用性の高さから多くの国で正式採用されているIS用の機関銃です。
「織斑春奈さん。試験官を務めさせていただきます山田真耶です。」
「はい。よろしくお願いします。」
私は武装のビームライフル《ルプス》とラミネートシールド
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