与えられる力……です。
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
あれからまた時が経ち3年後の2月中頃。私は受験の為に4駅離れた試験会場に来ていました。もちろん受験先はIS学園です。
傍らには一夏がいます。試験会場が一緒だったのです。弟は私立藍越学園を受けるようです。
まぁ……このあとの転末はお察しください。
私は筆記試験を受けて実技訓練を受けます。猛勉強した甲斐がありました。
「じゃあ、そこの[打鉄]を起動……」
……あれ?試験官が固まってる。
「お、男がIS動かしてるぅぅぅ〜!!」
あ、それって……一夏のことですね。
私も野次馬よろしく見に行くと……[打鉄]を纏った一夏がそこにいました。
このあとは私も実技を受けてまぁ、教官が自爆して勝利です。壁に突っ込んでいって自滅していました……教官殿。これでいいのですか?
まぁ、[越界の瞳]は使ってませんがね。簡易ISランクがSだったとかは気のせいでしょうね。
●
○
「ちょっと。そこのおじょうさん。少しお話が―――ちょ、まってまって!!」
「素通りさせてもらえないのでしょうか……て、束さん―――ムグッ!?」
「はるちゃん声が大きいよ。ちょっとお話があってね。」
IS学園への入試の帰り道に出会ったのは、アリスの服装に白うさぎの耳がついたカチューシャをした美女でした。……否、天災でした。
私も女の子ですから彼女の格好は可愛いとは思います。ですが……
「束さん。その服、サイズあってるんですか?」
「む〜?似合ってないっていうの!?」
「いや、そういうことじゃなくて。その……」
嫉妬すら覚える大きな存在感を示す胸。ブラウスのボタンが弾け飛びそうです。
「あ〜そういうことねん。」
ポンと手を打って納得する束さん。
「ちょっとはしたないかなこれは?」
「……はい。ちょっとどころではありませんけど。」
むしろ同年代の男子の目には毒ですね。
「みみっちいことは気にしないでね。今日は君に渡したいものがあってきたんだ。」
「渡したい物ですか。なんでしょうか?」
束さんはエプロンに手を突っ込んで何かを出します。これは……首飾り?
「はるちゃん専用機の[フリーダム]だよぉ!!」
……専用機?はて、どういうことでしょうか?
「う〜んと、ね。神のお告げってやつなのかな?いきなり思い浮かんで1年くらい前に作り出した機体だったんだよね。で、一昨日完成したものだよぉ!!」
……ゑ
いまいち理解ができません。なぜ、彼女が私に専用機を?
「まぁ、神のお告げじゃなくてリボンズて会社に頼まれたからなんだけどね。」
「リボンズ……あ、2年前に創設されたISの開発企
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ