第3話 火竜とタコヘッドと猿と牛
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、音を立ててバルカンは男性に姿を変えた。
「あぁ!!」
「雪ゴリラがマカオになりやがった…」
「えっ!?」」
バルカンから男性になった人は、ナツ達が探していたマカオだった。
「バルカンに『テイクオーバー』されてたんだ!」
「テイクオーバー?」
「身体を乗っ取る魔法だよ」
探していた仲間が見つかって安心する4人。だが、2人が吹き飛ばした先はさっきナツがバルカンに落とされた穴だった。
「「あーーーー!!」」
穴から落ちそうになるマカオを見て、ナツと獄寺とハッピーが走る。
がっ!
ナツはマカオの足をとり、獄寺はナツの体を。ハッピーは獄寺の足を掴む。
「3人は無理だよっ!羽も消えそう!!」
「くっそぉぉぉぉお!!」
徐々に落ちていく4人。
「んっ!!」
ルーシィがハッピーの尻尾を掴んだ。
「「ルーシィ(新入り)!」」
「重い…」
しかし、ルーシィは4人も持ち上げる程の力がない。
その時、ルーシィの後ろから誰かがルーシィの手を掴む。
「MO大丈夫ですぞ」
「タウロス!」
そいつは、ナツに殴られて気絶していたルーシィの星霊、タウロスだった。
「牛ーーーー!!いい奴だったのかぁーー!」
「新入りの精霊………助かったぜ」
ナツは自分が気絶させてしまったタウロスに涙を流しながら感謝して、
獄寺は安堵の溜息をついた。
その後、タウロスに引き上げられた4人はは傷ついたマカオの治療をしていた。
「テイクオーバーされる前に相当激しく戦ったみたい」
「酷い傷だわ」
「くそ!このままじゃヤベェ。せめて芝生頭がいたら……」
「マカオ! しっかりしろよ!」
「バルカンは人間をテイクオーバーすることで生きつなぐモンスターだったんだ……」
「わき腹の傷が深すぎる…持ってきた応急セットじゃどうにもならないわ」
と言うより、もう助からない……とルーシィは心の中で諦めかけた。だが、ナツは諦めず手に火を纏い、それをマカオのわき腹の傷に押し当てた。
「ぐああああっ!!」
「ナツ!?」
「何してんだよ、炎バカ!!」
「今はこれしかしてやれねえ!ガマンしろよ! マカオ!!」
「ぐああああっ!!」
「ルーシィ!隼人!マカオを押さえろ!」
ナツは火傷させて傷を塞ぎ、止血をしようとした。ナツのしようとしていることがわかったナツと獄寺はマカオを押さえつける。
「死ぬんじゃねえぞ!ロメオが待ってんだ!!」
ナツの叫びを聞いたマカオは僅かだが、意識を取り戻した。
「ハァハァ…くそ、情けねえ……19匹
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