第3話 火竜とタコヘッドと猿と牛
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て1つの箱を炎を注入する。
「な、何あれ!?」
獄寺の左腕に髑髏の武器が装着された。
「あれは隼人専用の武器だよ。隼人はあのリングに死ぬ気の炎って言う炎を出すんだ」
「死ぬ気の炎……聞いたことない炎だわ」
「おいらも隼人達が入ってきて初めて知ったんだ。だからおいらも詳しい事はわからない。それで、隼人は
腰に巻いている箱にその炎を注入することで自分専用の武器を出すんだよ」
「………強いの?」
「強いよ。ナツに初めて勝負を挑まれた時に苦戦はしたけれど勝ったのは隼人だったから…」
「ナツより強いの!?」
ルーシィは驚き獄寺を見る。獄寺はバルカンをじっと見つめていた。
「ウホホッ!」
そして、洞窟の天井に生えていた氷柱を折り、ナツに向かって投げつける。
「火にはそんなモン効かーん!」
「ウホ」
バルカンは近くに落ちていたタウロスの斧を拾う。
「それは痛そうだ!」
その斧をバルカンは容赦無く振るう。
「わっ!」
何とか避けて行くナツ。しかし……
つるん!
「なっ!?」
ナツが床にある氷で滑ってこけてしまった。
「ウホォーーーー!!」
それをチャンスと思ったバルカンはナツに向かって思いっきり斧を振り下ろした。
「くっ!!」
ナツはそれを何とか受け止める。
力込めてナツに斬りかかろうとバルカンとそれを阻止するナツ。すると……
「チビボム!」
獄寺がバルカンを蹴り飛ばす。
「しっかりしやがれ、炎バカ!これやったらイテェんだよ!」
「……今なにしたの?」
「隼人はあの武器の他にもダイナマイトも武器にして使うんだよ。今のは『チビボム』っていうのを自分の背中に放って自分を加速させたんだ。その勢いでバルカンを蹴り飛ばしたんだよ」
「なるほど……」
ハッピーの解説に納得するルーシィ。
「隼人!」
「おう!」
ナツは左拳に炎を纏い、獄寺は普通サイズのダイナマイトを取り出し、
それを自分の武器の髑髏の口に差し込む。
「火竜の…鉄拳!」
ナツはバルカンの腹に拳をいれる。
そうして、バルカンは吹き飛んだ!」
「とどめだ!果てろ、『フレイムアロー!!』
獄寺はレーザーのようなものでバルカンを吹き飛ばした。喰らったバルカンは吹き飛ばされ、壁に叩きつけられ、そのまま気絶した。
「あーあ…この猿にマカオさんの居場所聞くんじゃなかったの?」
「あ!そうだった…」
「しまった、やりすぎたな……」
吹き飛ばした後に後悔する2人。
みみみみみ…
突然バルカンの身体が輝き出し、ナツと獄寺は身構える。
ボウゥン
すると
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