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VONGOLA TAIL
第3話 火竜とタコヘッドと猿と牛
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…!」

震えるルーシィにバルカンが近寄る。

「うおおおっ!!やっと追いついたーっ!」

「ナツ!」

「ったく。無事か、新入り!」

「隼人も!」

状況がやばかったルーシィの元にナツと獄寺が来る。

「オイ、サル!マカオはどこだ!」

「ウホ?」

バルカンは首を傾げる。

「言葉わかるんだろ?マカオだよ! 人間の男だ!」

「男?」

「そうだ。どこに隠した!!」

「うわー!『隠した』って決め付けてるし!」

ナツの話しを聞いたバルカンは笑みを浮かべた。

「ウホホ」

そしてナツと手招きする。

「おおっ!通じた!!」

何の疑いもなくそれに着いて行くナツ。バルカンは一つの穴を指した。その中を覗き込むナツ。だが……


ドンッ!


「あ?」


ナツはバルカンに突き飛ばされた。

「あぁぁぁぁぁぁあああ!」

「ナツー!!」

「てめぇ、この雪ゴリラ!」

それを見たルーシィは慌てて穴の中に駆け寄り、獄寺はバルカンを睨みつける。

「やだっ!ちょっと…死んでないわよね!あいつ、あー見えてすごい魔導士だもんね!」

「あぁ…別にナツの心配ならしなくていい。あいつは大丈夫だ。それより俺達の相手はあいつだろ」

獄寺とルーシィはバルカンを睨む。

「男いらん、男いらん!女〜女〜!ウッホホホ〜」


「女!女ってさっきからこのエロザル」

「どいてろ、新入り。こいつの相手は俺がする」

そう言って獄寺は懐からダイナマイトを取り出す。

「てか、あんたなにやろうとしてんのよ!」

「あん?見ればわかんだろ。こいつは俺が倒すんだよ!」

「ここは洞窟よ!!そんなもの使ったらどうなるかくらいわかるでしょ!」

「うっ……」

ルーシィが獄寺に怒鳴る。だが、ルーシィが正論を言ったため獄寺言い返せない。

「隼人は下がってて。ここはあたしがやる」

そう言ってルーシィを一本の金色の鍵を出した。

「開け…金牛宮の扉…『タウロス』!」

「MO−−−!!」

魔法陣からルーシィの前に斧を背負った巨体の牛が現れる。

「牛!?」

「あたしが契約している星霊の中で1番パワーがあるタウロスが相手よ!エロザル!」

「少しは強そうじゃねえか」

獄寺はタウロスを見てそう呟く。

「ルーシィさん!相変わらずいい乳してますなぁ、MOーステキです」

「そうだ…こいつもエロかった」

「前言撤回だ。こいつ大丈夫か?」

タウロスとバルカンはあまり変わらないようだ。

「ウホッ、オデの女取るな!!」

「オレの女?」

バルカンの言葉にタウロスが反応する。


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