第3話 火竜とタコヘッドと猿と牛
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たんだよ」
「使えねえな」
「『うるさいわよ!………何しに来たといえば、マカオさんはこんな場所に何の仕事をしに来たのよ!?』と申しております」
「知らねえでついてきたのか?凶悪モンスターバルカン≠フ討伐だよ」
「!!!」
ナツの説明を聞いたルーシィは驚愕で目を見開く。
「『あたし帰りたい』と申しております」
「はいどうぞと申しております」
「勝手にしろと申しております」
「あい」
そんなルーシィを気にもかけず、3人はまた歩き出した。
「マカオーー!いるかー!!」
「いたら返事しやがれー!!」
「バルカンにやられちまったのかーー!」
「マカオーーー!!」
ナツと獄寺はマカオの名を呼びながら彼を探す。すると、何かが飛び出してきて、2人に攻撃を仕掛けてきた。
「あぶねぇ!」
「よっと」
獄寺は横っ飛びで。ナツはバク転で躱した。
「バルカンだーー!!」
攻撃を仕掛けて来たのは、猿のような生き物『バルカン』だった。
「ウホ!」
「ぬお!?」
「何だ!」
バルカンは臨戦態勢をとったナツ達を飛び越えた。その先には……
「人間の女だ!」
「!?」
ルーシィ(ホロロギウム)がいた。
「うほほーーー!」
そしてそのままバルカンはホロロギウムごとルーシィを連れ去って行った。
「おお、しゃべれんのか」
「ちっ!あの金髪、あっさり連れ去られやがって……」
ナツは特に慌てた様子もなく手のひらに拳を打ち付けて気合を入れる。
獄寺はめんどくさそうに溜息をつく。
「『てか助けなさいよォオオオ!!』と申しております」
そのままバルカンにルーシィは攫われた。
その後、ルーシィはバルカンの住家である洞窟に連れて来られていた。
「なんでこんな事に……なってる分けーーー!!」
「…と申されましても」
「ウッホウホホ!ウホホホ〜」
「なんかあの猿テンション高いし!!」
ホロロギウムの中で叫ぶルーシィと
そのルーシィの周りを踊って回るバルカン。
「ここってあの猿の住家かしら? ……てか、ナツと隼人はどうしちゃったのよー!」
「女」
「!!!」
ルーシィの目の前にバルカンが近づいていた。すると……
ポウン
「!!」
ホロロギウムが消えてしまった。
「ちょ……ちょっと!!ホロロギウム!消えないでよ!」
「時間です。ごきげんよう」
「延長よ、延長!ねぇっ!!」
ルーシィは消えたホロロギウムに叫ぶが何も反応がない。
「んふ、んふ……」
「………
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