暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep41全ての終わりと始まりが集う世界 〜War for the Ambition〜
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転式砲台の名称が“アインヘリヤル”だった。
5年前のJS事件で破壊された物も、“ミュンスター・コンツェルン”の作品だったのかもしれない。会議も終わり、1度解散した私たちは“オムニシエンス”到着までに夕食を採り、それぞれ休むことになった。
†††Sideシャルロッテ⇒はやて†††
私ら“六課”もようやく“オムニシエンス”の軌道上へと辿り着いた。“ヴォルフラム”が到着したときにはすで大型のXL級が13隻、中型のL級が15隻、計28隻の艦が揃っとった。そのうちの1隻、クロノ君の“クラウディア”からの通信がここブリッジに入る。
『よく来てくれた。先程送ってもらった六課の方針・・・了解した。こちらは六課をサポートするように動くことが決定している。だから安心して背中を任せてくれて構わない』
「何から何までホンマありがとう。これで六課も気兼ねなく動けます」
『いや、正直な話、君たちに頼らざるを得ないというのが現状だからな。情けない限りだが、君たちをサポートするしか出来ないんだ。だからこそ何だってやるさ。・・・さて、それでは時刻になったら一斉に降下する。ヴォルフラムもそのつもりでよろしく頼む』
「了解しました」
クロノ君との通信が切れる。背もたれに身体を預けて一息つく。おそらく“テスタメント”との問題は今日、この戦いで決着することになる。色々なことがあり過ぎて長く感じたけど、実際は“テスタメント”が現れてから1ヵ月も経ってないんやなと思う。
「・・・シャルちゃん」
降下ハッチ近くの待機室に居るシャルちゃんへと通信を繋げる。シャルちゃんは『どうしたの、はやて』と優しい声で返してきてくれた。
「これできっと最後になるんやろ? その・・・」
『??・・・あー、はいはい。みんなに言っておきたいこととかだよね? そうだなぁ〜・・・・う〜ん・・・ありがとう、かな。うん。ありがとう。私がみんなに言っておきたいのはそれだけ。短い間だったけど、また同じ時間を過ごせたことに感謝を』
シャルちゃんはホンマに綺麗な笑顔でそう言った。ありがとう。シャルちゃんらしいわ。
それから作戦開始時間まで、他愛ない話、そやけど楽しい時間を過ごした。そして運命の時間、18時ジャスト。
「時間や! ヴォルフラム降下開始。アドゥベルテンシアの回廊に進入後、全部隊は降下、各自作戦通りに行動開始。管理局施設に砲撃が放たれる前に、何としてもテスタメントを止めるよッ!!」
ブリッジから、そして降下ハッチから、了解、と返ってくる。これで最後や。セレス、ディアマンテ。絶対に止めさせてもらうからな。そしてシャルちゃん。これで最後かもしれへんから、ここで言っておくな。
「ありがとう」
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