暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep41全ての終わりと始まりが集う世界 〜War for the Ambition〜
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『例の女帝の洗礼の砲撃で、偽善の象徴である本局を破壊する、と。そんなことをすれば未曾有の混乱に陥ると思っていたんだが、律義にも本局を含めた主要施設に有る管理、管理外世界に関するデータを現在進行形で回収している。それだけでなく、凶悪次元犯罪者が収容されている拘置所も砲撃で既に2基破壊された。それで今、管理局全体は大慌てだ。これは本気だと。だから君たち六課もすぐにオムニシエンスへと向かってほしい』
会議室に居る全員が絶句する。まさかそんな大それた方法を採ってくるなんて思いもしなかった。何とかそれぞれ「了解」と答える。
『それとシャル。君の提案についてだが、こちらで手配しておいたから、オムニシエンスで合流できるはずだ』
「おお、ありがとう! さっすがクロノ! 頼りになるぅ♪」
私とクロノだけにしか判らない内容に、みんなが首を傾げる。なのはが「何の話?」って聞いてきたけど、「今はまだ秘密♪」ってウィンク。
『・・・管理世界標準時間1800時ジャストに、一斉にオムニシエンスへと仕掛けることになっている。シャル、そして特務六課。君たちが頼りだ。くれぐれも遅れないでくれ』
クロノとの通信が切れ、会議室に重い沈黙が流れる。そりゃそうだ。管理局が物理的に破壊されるとなればどれだけショックなことか。そんな沈黙を最初に破ったのは、
「え・・・っと、とりあえずオムニシエンスへ行く、んだよね・・・?」
信じられないと言った風のフェイトだった。
「そ、そうやな。ルキノ、本局へは戻らんとこのままオムニシエンスへ向かうことになった。針路、テスタメント本拠地オムニシエンス。速度最大」
『了解しました。針路をオムニシエンスへと変更します』
「・・・まさか管理局をあの砲撃で破壊するなんて・・・信じられない・・・」
“ヴォルフラム”の行き先を“オムニシエンス”へと変更、最後の戦いへと赴くことになった。そして話は、“女帝の洗礼”による管理局主要施設破壊の件となる。
「お母さん。前からそういった話はあったの?」
スバルの問いと同時にみんなの視線がクイントさんへと集まる。するとクイントさんは「ええ」と、本局への直接攻撃の話があったことを認めた。
「なんだそれ? それもまさかセレスの考えたことなんか?」
「・・・そうです。管理局施設破壊は、計画の最終フェイズとして組みあげられたもの。僕たちテスタメントの本部、エヘモニアの天柱のデータバンクへとデータを送り、天柱を本局の代わりとして世界管理の中心とするというものです」
ヴィータの問いにティーダがそう答えた。また何とも言えない沈黙が・・・。
「・・・みんな、ちょっとええか? まずこれを観てほしいんやけど・・・」
はやてがそう切り出して、テーブル
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