暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep41全ての終わりと始まりが集う世界 〜War for the Ambition〜
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を開いた。
「クイント元准尉とティーダ元一尉には、オムニシエンス攻略の戦力として、六課に付いてもらうために残ってもらった」
クイントさんは消える前に捕獲して、ティーダは気を失っているティアナを介抱している最中に通信を繋げて留まらせた。
――家族に迷惑をかけたまま居なくなって、本当にそれでいいの?本当に?――
それがスカウト文句(軽く脅しとも言うかもしれない)。まぁ他にも言葉を掛けて無理やり留まらせた。
「信用できるのか? 理由はどうであれ、元はテスタメント幹部。我々を裏切らないという保証はあるのか、フライハイト」
当然疑いというのも出てくるわけで。疑問を抱いているはずのなのは達を代表してシグナムが私にそう聞き、次にクイントさんとティーダへと冷たい視線を送った。スバルとティアナがそれに答えようとするけど、それを手で制すクイントさんとティーダ。
「信用できないのは当然のことだと思います。私たちはそれだけのことを、今までしてきたんですから。ですが、すでに暴走を始めたテスタメントは・・・いいえ、ディアマンテは何をしでかすか判らない」
「僕たちの目的はあくまで管理局の現体制に異を唱え、より良いシステムへと変革すること。復讐を誓っていても、改革を目的とするカローラ一佐もそうです。その側近のディアマンテもそうだ、と思っていた。だけど、僕とクイント准尉に魔族を強制憑依させたことで、すでに彼は正気じゃない」
魔族の強制憑依という単語に、驚愕に眉を顰めるなのは達。それで大体事情を理解してくれたみたいだ。“テスタメント”幹部内はすでに瓦解し始めているのだと。ディアマンテを放っておけば最悪の事態になりうるのだと。
「テスタメント・リーダーのカローラ一佐をも欺き、彼独自の計画が始まっている今、私たちはテスタメントを止める義務がある。それが今まで幹部として存在していた私たちの最後の役目、そう思っています」
そう締めくくって、シグナムの視線を受け止めるクイントさんとティーダ。シグナムは腕を組んだまま視線を逸らさず考え込んだ後、立ち上がって2人に右手を差し出した。
「・・・ご協力、感謝します」
「「・・・こちらこそお願いします」」
2人はシグナムの手をとって握手を交わした。なのは達も納得しているような顔してるし、とりあえずは2人の協力問題は解決かな。はやては「うん」と頷いて、話を先に進め始める。
「スバルとティアナのフォスカム拠点制圧はこういう形で決着した。次はエリオとキャロのフェティギア拠点。2人とフェティギア部隊のおかげで無事制圧。そして幹部の1人、グラナードを送り出すことが出来た。ホンマお疲れ様やったな」
私はフォスカムに出向いていたから、エリオとグラナードの決着を途中までしか見られなかっ
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