暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep41全ての終わりと始まりが集う世界 〜War for the Ambition〜
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第3無人世界・軌道拘置所アルドラ。照準座標調整・・・クリア。砲撃術式効果を物理破壊に設定開始・・・クリア。砲撃準備完了。洗礼の一撃・・・発射≫
白銀の閃光、洗礼の一撃がアルドラへと向けて放たれた。アルドラ。凶悪な次元犯罪者のみを収容しているところとして有名な拘置所だ。そこへと向けて放たれた次元跳躍砲。
≪目標まで、10、9、8、7、6、5、4、3、2・・・着弾。目標の破壊を確認≫
彼の前面に新しく展開されたモニターには、次元跳躍砲によって破壊されたアルドラが映っていた。彼はその光景に何も思うことなく「次弾発射用意」と指示。管制システムは≪了解。再チャージ≫と応えた。
(さて。次はここに乗り込んでくるであろう管理局への対策だな)
全てのモニターを一度閉じ、新たなモニターを面前に展開させた。そこに映し出されているのは・・・
「ジェイル・スカリエッティ。お前の技術を使わせてもらおうか」
彼によって殺害されたスカリエッティの作品の1つ、“ガジェット・ドローン”の改良型がずらりと並ぶ光景だった。
†††Sideシャルロッテ†††
4つの拠点を制圧してきたなのは達が戻り、今はシャマルを筆頭とした医療チームの治療を受けている。私とはやては、私が留まらせたクイントさんとティーダから聴取を終え、合流したフェイトとブリーフィングルームの椅子に座ってみんなが来るのを待つ。
「フェイト・・・」
フェイトは作戦待機中に入った、スカリエッティが何者かに殺害された、という報せからずっと黙りこんでいる。長年追っていて、そして5年前のJS事件で逮捕。だというのにその結末が殺害された、だ。フェイトからしてみれば色々と考えることがあるだろうから、私とはやてはフェイトをそっとしておくことにした。
(スカリエッティを殺害する動機、か。アレッタ三佐らとAMF関連でしょうね、やっぱり)
それから少しして、扉の開閉音と共に「ただいま戻りました」との声が耳に届く。振り向くと、会議室に入った瞬間にスバルとティアナを除くメンバーは絶句、しばらく硬直していた。
「えっとなぁ、まずは座ってくれるか・・・」
ドア付近で突っ立って戸惑っているなのは達にはやてがそう促したことで、なのは達は長テーブルの両側に設置されている椅子へと座っていく。みんなが落ち着いたところで、はやてが部隊長席からみんなを見渡す。
「さて。まずは、どうしてこの場にテスタメント幹部のクイント元准尉とティーダ元一尉が居るか説明するわ」
はやてがそう話を切り出して、話の後を継ぐために私も事情を知らないなのは達を見る。そう、なのは達が絶句してフリーズしていた理由は、ここ会議室に幹部の一員であるクイントさんとティーダが居る事だった。私はそれを説明にする為に口
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