スーパーロボット大戦OG外伝
0584話
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はどうしたんだよ? こっちではまだ昨日修羅達を火星に送ったばかりだろう?」
「あぁ、そうだね。……君は本当に何を考えてあの修羅とかいう奴等をブルーマーズ計画に取り込んだんだい?」
「……何?」
どことなく不穏なその言葉に、思わず反応する。無表情がデフォであるフェイトが不機嫌そうな表情を浮かべているのだから、そう反応したくもなるだろう。
「何があった?」
「下級修羅、と言うんだったか。彼等が僕の指示に従わなくて戦いになったんだよ。もっとも、修羅神とかいうのが無い状態での戦いだったから、殆ど一方的だったけど」
「うわ、それは……」
轟級修羅神以上の修羅神ならともかく、下級修羅が使っているのはそのデッドコピーである烈級修羅神だ。それでもフェイトと戦えば不利だろうに、その修羅神すらも無しでこのフェイトと戦うとか……
「アルティス達はどうした?」
「指導者達はこっちの話を十分に聞いてくれるよ。ただ、その部下達が僕の指示では動きたくないと言いがかりを付けてくるだけでさ」
「……なら、お前が直接指示を出すんじゃなくてアルティス達を中継して指示を出せばいいんじゃないのか?」
ふと思いついたその言葉に、当然だとばかりにフェイトは頷く。
「うん。彼等と話し合った結果、最終的にはそういう事になったよ。それと、取りあえず明日は魔法界がどんな場所かを教えるために修羅達を魔法界に連れて行く予定になってる」
「それこそ大丈夫なのか? 修羅達の性格を考えれば、まず確実に騒ぎが起きるぞ」
「だろうね。けど、なるべく早く魔法界について慣らしておいた方がいいだろう?」
「まぁ、それはそうだが……」
確かに魔法界の存在を早い内に知っておいた方がいいというのは事実だろう。実際、ソーディアンしか無い状態の火星よりは、ストレスを解消できるという意味では魔法界は修羅達にとって非常にありがたい存在であるのは間違い無いんだし。
「しかし、魔法界の開放に上級修羅を通しての指示。そうなるとアルティスをすぐに治療するというのは難しいか? 俺の予定だと5日後くらいに落ち着いたら一度こっちに呼び寄せるつもりだったんだが」
「うーん、端から見ている限りだとそれなりに健康そうに見えるし、いざとなったら魔法薬を使うという手もあるけど……エリクシール辺りは高いよ?」
「だろうな」
アルティスを始めとした上級修羅達なら、闘技場辺りで稼げそうな気もするが。
「なら、しょうがない。暫くはメイシスに負担を掛けると思うが5日後……いや、4日後になったら予定通りに治療を開始するとしようか」
「ああ。そうしてくれると僕としても助かるかな。彼のような纏め役がいないと、修羅達は使いにくい事この上ないしね」
あのフェイトにここまで言わせるとなると
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