スーパーロボット大戦OG外伝
0584話
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ンスロットのブレイズルミナスがあるが、その程度だ。十数機、数十機、下手をしたらそれ以上の数で襲い掛かるメギロートに対抗出来るとは思えない。
「戦力的には問題無し、か」
持っていたレポートをテーブルの上に放り投げる。
KMFとしての戦力は問題無い。となると問題はフレイヤ。そしてギアス、か。
フレイヤは1次生産分をシュナイゼルが盗み出す前にペンドラゴンから盗み出しておけば問題無いだろう。忍び込むという作業はOGsの世界で十分経験したし、ギアス世界で魔法を探知するのは不可能だろう。見つかるにしても、どうせその1回でフレイヤの在庫全てを盗み出す予定である以上は問題無い。
ギアスに関しては、取りあえずルルーシュ対策としてはバイザーをする事だけだな。そしてギアス響団に攻め込む時には俺の他はメギロートにしておけば問題無いだろう。……ただ、コーネリアがそれで納得するかどうかか。
いや、それ以前に中華連邦にあるギアス響団の本拠地をどうやって見つけるかという問題もあるか。原作ではルルーシュが超合衆国を成立させてようやく発見に至っているからな。それを考えると、やっぱりシャドウミラーだけで本拠地を掴むのは難しいか?
そんな風に思った時だった。テーブルの上にケーキの乗った皿が置かれたのは。
「……頼んだ覚えは無いが?」
ケーキの皿を置いた喫茶店のマスターへと視線を向ける。
だがその視線を受けたマスターは、口髭の生えた顔に笑みを浮かべて視線を横へと逸らす。
そこにいたのは、見覚えのない人物だった。ただし俺を見て小さく頭を下げてきたところを見ると、俺の事は知っているのだろう。
となると、SEED世界かネギま世界の住人で間違い無いと思うが……
「あちらのお客様からでございます」
「貰う理由がないんだがな」
「伝言を1つだけ。平行世界と行き来出来るようになったせめてものお礼、とのことです」
「……なるほど。なら貰っておくか」
恐らく平行世界間での貿易を行って利益を得ている人物なのだろう。そして、これからもより多くの平行世界間の貿易を希望している人物、か。
俺へとケーキを奢ってくれた人物に向かい、紅茶のカップを軽く上げてみせる。それだけで俺の言いたい事が分かったのか、再び小さく頭を下げて手元にある雑誌へと目を向けるのだった。
「全く、僕が苦労しているというのに、君はここで優雅に紅茶かい? 随分と羨ましい身分だね。あ、マスター。ブレンドを1つ」
「かしこまりました」
そして突然聞こえて来るその声。聞き覚えのある声に振り向くと、そこには予想通りの顔があった。
「フェイト、何でここに?」
「何だい? 僕はシャドウミラーに所属していると思ってたけど……違うのかな?」
「そうじゃなくて。火星の方
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