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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep38ランスターの弾丸は全てを撃ち抜く〜My answer〜
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我を保てていた、と。
だけどあたしがその神器を弾き飛ばしたことで、抑止力を失ったお兄ちゃんは取り込まれた、と。
「え・・・っ?」
お兄ちゃんの姿がブレる。一瞬で間合いを詰められた。お兄ちゃんは左手であたしの首を掴んで、そのままあたしを押し倒して馬乗りになる。
「っあ・・・はっ・・・が・・・!」
首を絞められて満足に息が出来ない。右手に持つ“クロスミラージュ”の銃口を甲冑に押し当ててトリガーを引き続ける。だけどお兄ちゃんは少し動く程度で、馬乗りになっているお兄ちゃんを引き剥がせない。
視界の端に弾かれたもう1挺の“クロスミラージュ”が目に入る。空いている左手を伸ばして・・・取った。2挺の“クロスミラージュ”をフルフェイスの兜に向けて連射。そこでようやくお兄ちゃんは離れてくれた。
「げほっげほっげほっ・・・はぁはぁはぁ・・・おに・・い・・ちゃん・・?」
「ГΞЖΩ⊥ΣЯ∬∵??」
お兄ちゃんは完全に自我を失くしていた。
「・・・クロスミラージュ、カートリッジロード。レストリクトロック」
≪Yes, master. Load cartridge. Restrict Lock≫
2挺の“クロスミラージュ”のカートリッジを全弾ロード。心臓が跳ねる。身体がすごく熱い。リンカーコアがとんでもなく活発になっている。けどこれくらいしないと、きっとあの甲冑は破壊できない、お兄ちゃんを解放できない。
――レストリクトロック――
「あ・・ぐっ・・・あっ・・・ぅく・・」
「ГΞЖΩ⊥ΣЯaaaaaaaaaaaaa!!!」
これはかなりキツイ。意識が飛びそうだ。レストリクトロックで拘束されたお兄ちゃんがもがきながらまた吼える。でも神秘満載の捕縛魔法から抜け出せない。その代わり、床を這いだす影が腕の形になる。それを片っ端からチェーンバインドで捕縛する。
「スターライトブレイカー・ファントムストライク、スタンバイ・・・!」
≪Starlight Breaker Phantom Strike, Standby≫
フラつきながらも魔力の集束を開始。さっきまでの闘いによって周囲の魔力はケタ違いに濃い。そこにシャルさんの神秘満載の魔力のカートリッジ付き。威力は申し分ない。集束が終わったと同時にお兄ちゃんを拘束していたレストリクトロックが砕ける。そして右腕の巨大な砲を向けてきた。砲身の先端が光り出す。砲撃が放たれる前に、先にこっちが撃たないとどうなるか判らない。
「スターライト・・・ブレイカァァァァァーーーーーッッッ!!」
――スターライトブレイカー・ファントムストライク――
「ГΞЖΩ⊥ΣЯ∬∵ГΞЖΩ⊥ΣЯ!!」
――混トんに封じラレゆく無常――
両手に持つ“ク
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