暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep38ランスターの弾丸は全てを撃ち抜く〜My answer〜
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だそれだけだ。
「それでは、我々フォスカム地上部隊と航空部隊で襲撃を掛けます。テスタメント幹部が姿を現した時はお願いします」
「判りました。お願いします」
「お願いします」
両隊を見送った後、あたしとスバルはここから少し距離の開いた廃棄ビル内へ移動する。出来るだけ近く、だけど戦闘に巻き込まれないように、そしてすぐに参戦できるちょうどいい位置だ。
あたしとスバルはこの場所で幹部戦に備えて待機しておかないといけない。早速戦闘が開始された戦域の状況をサーチャー越しで見る。突然の奇襲に慌てた様子の構成員が銃を片手に拠点からわらわらと出てくる。そして遅れること数分。
『噂の航空戦力アギラス計13機を目視!』
『弱点は判明している! 1on1ではなく、可能な限り複数人で1機を撃墜しろ!』
『第一隊、第二隊、第三隊、拠点内部に進入! 引き続き任務続行!』
完璧過ぎるって言ってもいいくらいの統制のとれたフォスカム部隊と、統制されているけど遥かにレベルの落ちるフォスカム拠点の構成員部隊。地上の勝敗はどっからどう見てもフォスカム部隊の勝利で間違いない。
それから数十分の間、地上・航空部隊の負傷者、アギラスを撃墜したという報告が何度か入る中、あたし達が待ち望んだ報告がついに入った。
『こちら第四隊! 障壁発生システムと思われる装置の破壊に成功!』
『テスタメント構成員から確証を取りました! 我々の勝利です!!』
『あ、アギラスが転移、撤退していきます!』
地上部隊が“オムニシエンス”を守る障壁を発生させる装置を破壊した。これで1つ目の目的は果たせたんだけど、幹部は誰ひとりとして現れなかった。隣に居るスバルからの視線に気付いて、「油断はしない方がいいわ」って釘をさしておく。
このまま現れないならそれも仕方ない。だけど現れたらすぐに行動に移れるように。そして、いまだに戦闘を続行しようとする構成員の捕縛に入って少し、あたし達がこの世界に来た目的が現れた。
『こちらベータ隊! 白コート、幹部2名を確認!』
『グラース三佐です。幹部との戦闘は避け、構成員の逮捕を続行。幹部は特務六課に任せます。ナカジマ防災士長、ランスター執務官、お願いします』
グラース三佐に「「了解!!」」と返す。現状で2人1組の幹部ペアはお兄ちゃんと、スバルの母親クイントさんしかいない。
「行くわよ、スバル!」
「うん! ウイング・・・ローーードッッ!!」
スバルは帯状魔法陣の道ウイングロードを架けて、先行するスバルに続いて一気に戦域に乗り込む。空に人影が2つ。藍色のウイングロード上を走るクイントさんと、飛行魔法で空を翔けるお兄ちゃん。
『スバル、部隊を巻き込まないようにここから少し離れるわよ!』
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