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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-C騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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完全に表したランサーは、“エヴェストルム”を振るってハーケンと飛月刃を余裕で弾き飛ばした。その一瞬を狙って、
――ハーケンスラッシュ――
≪Explosion≫
――光牙裂境刃――
「「双月・破盾一閃!」」
バリア貫通効果と魔力刃の威力強化のハーケンスラッシュと、障壁・結界破壊効果を持つ光牙裂境刃による挟撃を行う。最初は高速移動の魔法と歩法で接近。左右から打ち込んで、間髪入れずに切り返して前後から打ち込む、一瞬のうちに4連撃を叩き込むコンビネーション魔法。戦闘開始直後の奇襲とはわけが違う。本気の全力での攻撃だ。特にシャルは完全にランサーを討つ気でいる。
――どんな事情があっても、秩序を乱す奴には目覚まし代わりの鉄剣制裁よっ! ま、わたしだって連中を救いたいよ。だけど、私情に振り回されて結局すべてがアウト、なんていうのも嫌だから。だからこそ、わたしは敵対する奴は倒すよ。管理下に置いてからじっくり助けようってね――
シャルだってランサー達のことを助けたいって思っている。でもそれを私情としている。救うのは、助けるのはあくまで管理局下に入れてから。それが局員としての立場だってシャルは考えている。だから本気で、容赦なくランサー達を倒すことが出来る。
――
護り給え
(
コード
)
、
汝の万盾
(
ケムエル
)
――
ランサーを覆うように展開された球体上のバリア――ううん、あの小さな円い盾で創られているからシールドだ。こんな風にバリアにもなるんだ、汎用性が高いな。でも、それすらも私たちの斬撃で絶ち斬って見せる。
最初の一閃でランサーのバリアを寸断。少し抵抗を感じたけど、なんとか斬り裂くことが出来た。小さく「これほどとは」ランサーが驚きの声を上げたのが薄らと耳に届いた。もうランサーの護りは無い。シールド再発動より早く最後の一閃を打ち込める自身がある。
≪Zwillingen Schwert form≫
「「え・・・!?」」
とその時。私とシャルの一閃が防がれた。防御魔法じゃなく、ランサーのアームドデバイス、“エヴェストルム”に。“エヴェストルム”の柄の半ばが分裂して二剣一対となっていた。ランサーは最初の体勢から体を横に向けて、右手に持つ“エヴェストルム”で“バルディッシュ”の刃を止めて、左手に持つ“エヴェストルム”で“キルシュブリューテ”の刃を止めた。
「魔法は裂けてもデバイスは斬れなかったようだな。ま、斬られてデバイスが無くなったところで私にはなんら問題ない・・・が!」
「「きゃっ・・・!」」
ランサーが腕の力を急に緩めたことで、力を籠め続けていた私は勢い余ってよろめいてしまう。しかもランサーはそのすぐに“エヴェストルム”を振るって斬撃を繰り出して来たから、回避することも防御魔法を発動すること
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