暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-C騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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弾時に放電しながら炸裂することでダメージ効果範囲が広くなる誘導射撃魔法だ。
まぁ今回はランサーの防御魔法の強度の所為で発揮されないけど、でもそれでいい。いま必要なのは周囲に散った帯電している魔力素だから。バレットだった魔力がシャルの帯電している“キルシュブリューテ”の刀身に集束される。

「せぇぇーーいッ!」

ランサーの前面に展開されている障壁を跳び越えるようにシャルは跳んで、ランサーの頭上へ。そしてシャルは、シャル自身と私の雷撃の魔力が集束されたことで強化された“キルシュブリューテ”を振り降ろした。

「コンビネーションか。同じ戦場に味方が居るからこそ可能な魔法だ。大事にするといい」

――暴力防ぎし(コード)汝の鉄壁(ピュルキエル)――

最初に展開したシールドを再度展開。おそらくいま展開している単一の円いシールドが対物で、いま解除された小さなシールドを重ね合せたのが対魔力のシールドなんだ。ちゃんと使い分けがある。良い情報を得ることが出来た。
シャルの一撃がランサーのシールドに妨げられて、「キルシュブリューテ!」シャルはさらにカートリッジをロード。その間にも私は準備を進める。ランサーへと左手を翳して前面に魔法陣を展開。“バルディッシュ”のカートリッジを2発とロード。

――拘束の連鎖――

「捕らえたよ、ランサー!!」

シャルが零距離で発動させた鎖型のバインド魔法によってランサーの両足が地面に拘束される。それを確認した私は間髪入れずに・・・

――トライデントスマッシャー――

「「雷覇・砲剣衝!!」」

魔法陣の放射面から砲撃トライデントスマッシャーを放った。魔法陣の中心から1本、その1本を中心として上下に枝分かれするように2本の砲撃を発射させて、着弾時にその3本を結合させて反応を起こすことで、単発着弾よりさらに威力を増加させる砲撃だ。

「砕けぇぇぇーーーーッ!!」

「うぐっ・・・!」

着弾寸前、シャルの一撃がランサーのシールドを砕いて、その一撃をランサーに浴びせた。そのすぐ後にトライデントスマッシャーがランサーに到着、着弾寸前に3本の砲撃は結合して反応。シールドを張ったようには見えなかったランサーへの着弾と同時に雷撃を爆発的に発生させた。
これこそが私とシャルのコンビネーション魔法の1つ、雷覇・砲剣衝(命名は大体シャル)。プラズマバレットで相手の足止め+シャルが利用する帯電魔力素散布。シャルの強化された雷牙月閃刃とバインド魔法でさらに足止め。トドメに私のトライデントスマッシャー。シャルは着弾寸前で離脱。容赦なく相手を撃つことが出来る。

「よっとと。実戦でこうも上手く当てられるなんて、ツイてるかもねわたし達♪」

「シャル・・・!」

私の隣に降り立ったシャルと
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