暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-C騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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てから。

「捕獲完了、ね」

アルテルミナスの声が背後から聞こえてきた。そうしてフェイトたち全員が俺の目の前へとやって来た。まさかここまでやってくれるとは。実力差を思い知らせて撤退させるつもりだったのだが。こんな隠し玉が居たとは。長引かせたのが失敗だったな。

「さぁ、ランサー。そのチーターの下に隠れているあなたの素顔、見せてもらうから。ルミナ。お願い」

「うん、イリス。さーてさて。どんな顔が拝めるのかな〜? 次元世界を席巻したランサーのす・が・お♪」

俺の頭部に伸ばされてくるアルテルミナスの両手。約束の25日――クリスマスまでは正体を暴かれるのは避けたい。ならば。

「すまないな。少々手加減が利かないかもしれない」

魔力炉(システム)稼働率アップ。魔力に神秘を付加。魔導式を魔道式へ昇華。

「何かする気だ! 意識を飛ば――いや、逃げ――」

――浄化せよ(コード)汝の聖炎(メタトロン)――

足元から蒼炎を四方八方へと這わせ、即座に「浄炎粛清(ジャッジメント)!」号令を下し爆破させる。目の前のフェイト達が蒼炎に呑み込まれてその姿を消した。ギリギリで離脱していたのを見たから、直撃は受けていないはずだ。

「(バインドは解けたな)いま帰るよ、オーナー!」

結界の頂上へ向けて急上昇。

――破り開け(コード)汝の破紋(メファシエル)――

――女神の宝閃(コード・ゲルセミ)――

上級閃光系砲撃ゲルセミに障壁・結界破壊効果のメファシエルを付加したうえで発射。ゲルセミは天を衝き、結界を粉砕して大穴を開けた。俺は穴を通り結界より脱出。そして追手がかかる前に転移を行った。



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