暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos20-C騎士と魔導師の戦舞踏〜3rd Encounter〜
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ン・ローゼ》所属・フォアストパラディン及び時空管理局本局・第1991航空た――じゃない、異動したんだった。本局・特別技能捜査課所属、アルテルミナス・マルスヴァローグ空曹長、推参!」

「!!!!!!!!!!!!」

ビルの屋上より飛び降りて来た1人の少女。ローズピンクの長髪にエメラルドグリーンの瞳。そして「クスクス。これよりランサーの撃墜を執行します!」特徴的な笑い声。それにアル“テルミナス”。アイツと同じ称号を名前に含んでいるあの娘は間違いなく・・・。

(先代テルミナスの転生体だと!!?)

――懲罰せよ(コード)汝の憤怒(マキエル)――

彼女の存在に緊張と恐怖を感じ、俺は結構本気な光・雷・炎の三龍マキエルを発動。一斉に向かわせる。

――ツェアレーゲンシュラーク――

彼女の両拳がマキエルの鼻っ面に1発ずつ拳打を打ち込んだ。たったそれだけで「なに!?」マキエルが粉砕された。

――燃え焼け(コード)汝の火拳(セラティエル)――

火炎砲撃3発を三方向から同時発射。彼女の両拳はなお青緑色の魔力を纏い、セラティエルに拳打を打ち込むとやはり粉砕された。

――暴力防ぎし(コード)汝の鉄壁(ピュルキエル)――

対物理障壁を発動。彼女は「痛かったらごめんなさい!」そう謝り、ピュルキエルに掌底1発。一瞬で粉砕された。背に展開している飛行魔術、剣翼アンピエルの効果によってその場から急速離脱。彼女はシャルとは違って飛行魔法を修得済みのようで、「逃がしません!」俺を追って飛んで来た。

(神秘の無い魔法ではダメか・・・?)

魔術を使えば勝てそうな気もするが、ここで魔法から魔術へ切り替えるのもなんか癪だ。

――君は魔導師じゃない。魔術師だ。3rd・テスタメント・シャルロッテ・フライハイト。使えるものは使わなければ意味がない。デバイスと魔法で勝てないと判明したならば、即座に神器と魔術を使用するべきだった。君は何処まで行こうとも魔術師だ。魔導師じゃないんだ。その一線は忘れない方が良い――

かつて、シャルにそのようなことを言っていたクセに、な。迫り来る彼女をどう対処して追い返すか考え始めたところで、『ランサー! ヒーラーです!』シャマルから遠距離念話が届いた。その切羽詰まった様子は、ベルカ時代を思い出させる。

『どうした?』

『オーナーとマスターが倒れたの! いま私とガーダーでセイバーとバスターを迎えに行っているわ! ランサー、急いで帰って来て!』

『っ! 了解した、すぐに帰還する!』

はやてとシュリエルが倒れた。先の“闇の書”事件を思い返す。かつてのはやても倒れ、そのまま入院。今回もそうなってしまうのか? クリスマス――25日まであと2日である今日23日までなんの異
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