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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep37想いの全てをこの一撃に 〜Revolver Knuckle〜
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古代ベルカ語はイクスの影響で少し覚えた程度だからうろ覚えだけど・・・。警戒して構えを取っていると、気持ち悪くうねうね揺れる黒い腕がゆらっと動いた。
「っ・・・!?」
≪Protection≫
触手が視認できないほどの速さで襲いかかってきた。“マッハキャリバー”が咄嗟にバリアを張ってくれなかったら危なかった。
『スバル、そしてティアナ。私が代わりに行って戦うから、あなた達は――』
「待ってください! このままあたしに闘わせてください!」
≪Load cartridge≫
――ウイングロード――
カートリッジを1発ロードして、お母さんに接近するためにウイングロードを伸ばす。そして「ギア・セカンド!」って指示、出力をさらに上げて機動力を上げる。
「はぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
そして突撃。お母さんの両肩から伸びる触手が襲いかかってきた。それをシールドで弾いて尚も接近。するとお母さんは直接攻撃に転じてきた。先にお互いのウイングロードが衝突。互いのウイングロードの先端からバキバキって砕ける音が響く。今度はあたしとお母さんの番。お互いが右腕を引く。
――ナックルダスター――
――こノ渇きをダレガ癒してくレルの――
あたしとお母さんが繰り出すのは、ナックルスピナーを高速回転させて威力を上げた正拳突き。お母さんの一撃は首を逸らすことでギリギリで回避できた。顔のすぐ横を過ぎた衝撃波がとんでもなくて少し意識が飛びそうになるけど耐える。
そしてあたしの一撃は、いつの間にか戻ってきていた左肩の影腕に防がれていた。すぐに右手を引いて、お母さんから距離を少し取る。
『2人がそう言うなら私は引っ込むよ。2人に1つアドバイスしとく。よく聞いてね。ゲヴァルトゼーレは最悪な性質なわりに性根が呆れるほど弱い。ある程度ダメージを与えれば簡単に引き剥がせる。それはつまり・・・』
――プロテクション――
また襲いかかってきた2本の触手を、強化されたバリアで弾き飛ばす。
「お母さんを昏倒させるだけのダメージを与えれば勝ち、ってことですね!」
シャルさんの後を口にする。ティアも同じようにティーダさんと戦うことを決めたみたいだ。そう、こればっかりは他に人には譲れない。
『そうゆうこと。スバル、ティアナ。やらせて下さいって言ったんだから、絶対に勝つこと、いい?』
「はい、勝ちます!」
お母さんを救うために、あたしは絶対にお母さんに勝つ。そして、出来ればディアマンテを1発殴る。ううん、2発3発、何発でも殴る。
「お母さん。絶対にあたしが助けるから・・・!」
そのためにはまず、ゲヴァルトゼーレによって暴走してるお母さんを止めないといけない。
「@ΞΩ買オЖ3*h$w∵」
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