暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep37想いの全てをこの一撃に 〜Revolver Knuckle〜
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――
――ラウンドシールド――
これはおかしいと思ってティアに話そうとしたら、上からティーダさんの黄色い砲撃が降ってきた。“マッハキャリバー”と“クロスミラージュ”がシールドを張ってくれたおかげで直撃しなかった。
「え? なに――きゃぁ!?」
「ティア!!」
≪先程と同様の突進が来ます!≫
「っく・・・!」
ティアが物凄い速さで降下してきたティーダさんに抱えられて連れ去られた。混乱していると、またウイングロードごと突撃してくるお母さんが視界に入る。視覚のノイズもまだ続いてるし、ティアはティーダさんに拉致されたし、一体どうなって?って考える暇も無く・・・。母さんが右腕に装着されている“リボルバーナックル”を振りかぶった。
――ミ失うノハ私かそれとモ貴方か――
真正面から受けるのは危険だと判断して、ウイングロードの軌道をずらして、お母さんのウイングロードと並列させた。
お母さんはすれ違いざまにナックルスピナーが唸ってる右の“リボルバーナックル”による拳打を繰り出してきた。直感で判る。今までと比べモノにならないくらいの威力を持ってるってことが。
VS・―・―・―・―・―・―・―・―・―・
其は悲しき改革者クイント・アマティスタ
・―・―・―・―・―・―・―・―・―・VS
「お母さん!」
しゃがみ込むようにして避けて、背後に通り過ぎていったお母さんを見る。明らかに敵意むき出しの攻撃。背中から伝わる嫌な空気。そしてさっき見た表情。全部が全部おかしかった。お母さんじゃない、まるで何かに操られて・・・。
「まさか・・・!」
嫌な予感が頭の片隅を過ぎる。あたしはウイングロードを反転させて、あたしと向かい合ったまま佇むお母さんを見詰める。もう1度「お母さん!」って呼びかける。だけど返事をしてくれない。“リボルバーナックル”を装着した両腕をダラリと下げて、身体を少し左右に揺らす俯いたままのお母さん。
推測が確信へと向かってく。明らかに様子がおかし過ぎる。あたしの推測は、お母さんの様子の完全な変化によって確信になった。
「っ!? おかあ・・さん・・・?」
空を仰ぐように顔を上げたことでフードの中から見えたお母さんの顔は、さっき見た通り無表情。そして眼球は黒くて、虹彩は黄金で、どこを見ているのかも判らない虚ろ。以前と違う点がもう1つ。両頬に黒い鉤爪みたいな模様が浮かんでた。それに口を開いて何か言ってるように聞こえる。
「@ΞΩ買オЖ・・・・3*h$w∵?」
人語ですら無かった。聞き取れない言葉。間違いなかった。お母さんは誰かに意識を乗っ取られてる。それは誰の所為か。
「ディア・・・マンテ・・・!」
考えられるのはアイツしか考えられない。カローラ一佐
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