第五章 StrikerS編
第百五十五話 『聖王のゆりかご、起動』
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アインヘリアルが全基戦闘機人の手によって落とされたという報告を受ける。
まさかアインヘリアル全基を叩かれるとはな…。
それに前回の地上本部襲撃の時より戦闘機人の動きが早くなってる。
これはなにか裏技を使っているな…?
それに、戦闘機人の中にはランの姿もあったという。
いいように利用されとるんやね。可哀そうに…。絶対助けたるからな。
「動きが早いですね」
「そうやね。早めに手を打たんと取り返しのつかないことになるのは目に見えとるからな。隊長達の投入はしずらいな」
「市街地に移動中というのもきついですね」
「やな」
そんな時だった。
通信が入ってくる。
シャーリーが応答をするとヴェロッサがモニターに移りだされてくる。
普段の様子ではなくどうやら緊迫しているようだ。表情でわかる。なにか掴んだんか?
『はやて、ヴェロッサだ。スカリエッティのアジトを発見した。
シャッハとアリシアが迎撃に来たガジェットを片っ端から片付けているところだ。
だがどうにも量が多い。僕達だけではアジトに乗り込むのは厳しい。
だから応援要員を願いたい』
なるほど。アジトを、ね。
「わかった。こちらからはフェイト執務官とランサーの二人を向かわせる!」
『了解! こちらもなんとか持ちこたえてみせるよ!』
それでロッサとの通信は切れる。
「フェイト執務官とランサーさんは…」
私が二人に連絡を取り報告をしようとしたけど、
『わかってるよ、はやて。アリシアもアコース査察官と一緒にいるんでしょ? だったら私達の問題も絡んでくる。だから私とランサーがスカリエッティのアジトに行くのには異論はないよ!』
「任せるで?」
『うん!』
それでフェイトちゃんはOKやね。
するとそこにシャーリーの声が響いてくる。
「はやて部隊長! 地上本部に向かっている戦闘機人を含む人員の中にこの間のヴィータ副隊長と戦った騎士の姿が確認されました!」
「スカリエッティの手札は全部投入ってわけかいな。上等や。私達機動六課の底力、見せたるで!」
◆◇―――――――――◇◆
Side レン・ブルックランズ
『廃棄都市からも別の反応を感知しました。これは戦闘機人! さらに…!』
ルキノさんの言葉はあまり僕の耳には入ってきていなかった。
だって、なんで戦闘機人、トレディ達と一緒にラン姉さんが一緒に行動しているんだ!
「ラン、姉さん…」
「レン君、しっかり…」
そこにギンガさんが僕に安心させるような声で話しかけてきた。
「きっと、ランは洗脳をされている。だから私とレン君の二人でランを助け出しましょう」
「ギンガさん…」
「…ね?」
いつも僕に勇気を与えてくれるギンガさ
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