第五章 StrikerS編
第百五十五話 『聖王のゆりかご、起動』
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Side アリシア・T・ハラオウン
「どう? ヴェロッサ…?」
「どうですか? ロッサ?」
フェイトとナカジマ三佐の108部隊の調査。
そして今回性懲りもなく私を付け狙って次々と出現してきたガジェットの群れ。
それを倒しながらどんどんと増えていくガジェットに当たりを見つけたと確信し、そして見つけた洞窟の穴。
そこにヴェロッサが猟犬…『無限の猟犬』を放ち調査してもらっている時だった。
ヴェロッサがニヤリと笑みを浮かべて、
「ここで間違いないようだね。僕の放った猟犬が一撃で潰されるほどのセキリュティだ。
だからここがスカリエッティのアジトで間違いないよ」
「よく見つけましたね、ロッサ」
シャッハさんがヴェロッサを褒めていました。
うー…私も褒めようと思ったのに、いつも先を越されちゃう…。
それで頬を膨らませていると、ふと頭に温もりを感じて俯かせていた顔を上げるとヴェロッサが私の頭に手を乗せていて、
「アリシアも頑張ってくれたね。君の協力も立派に貢献しているよ。えらいよ、アリシア」
「ヴェロッサ…! ありがとう!」
私は思わず嬉しくなってヴェロッサの首に手を回して抱きついた。
ヴェロッサもまんざらではない様子で顔を赤くしていたのでもっとアピールしようかなと考えていたけど、
「…お二人共。お楽しみのところ申し訳ないですが、ガジェットに囲まれています」
「「ゲッ…」」
いつの間にか私達の周りにはガジェットの群れが出現していた。
どれだけいるっていうのよー?
ま、いっか。
「…なら、いくよ。スピードスター!」
《はい!》
バルディッシュの後継機である魔術式デバイスであるスピードスターを握りながらバリアジャケットを纏ってガジェットをシャッハさんとヴェロッサと迎え撃つ。
「アリシアさん。あなたは一応護衛対象ですので私より前に出ないように…」
シャッハさんがヴィンデルシャフトを構えながら私の前に出る。
でも、
「冗談! 私だって一人前に戦えるんだから! 頑張るよ!!」
スピードスターに雷を纏わせて向かってくるガジェットを切り裂く。
魔術はAMFでは無効化できない。だから対応されていないんだから戦力には充分なるよ。
私だって魔術事件対策課のエースなんだから!
「そうですか。ですが無理はなさらずに」
「うん! シャッハさん!」
「ロッサ? 騎士はやてに連絡を!」
「了解だよ」
それでヴェロッサははやてに連絡を入れたようである。
私も頑張ろう!
◆◇―――――――――◇◆
Side 八神はやて
シャーリーの報告によって
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