暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep36壊れゆく世界〜Starting the New world〜
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†††Sideフェイト†††

シャルとはやてを見送って1時間半くらい後、本局内に流れる最悪の結末を報せる放送。

『愚かしき時空管理局よ。私は反時空管理局組織テスタメントがリーダー、ハーデ。今日この日、この瞬間を以って、私たちテスタメントはあなた達に宣戦布告する。己が犯し隠してきた罪によって裁かれ消え逝きなさい』

その声は間違いなくセレスの声だった。管理局への宣戦布告。向こうで何かがあったに違いない。だけどそれを知る時間すら無かった。本局内に侵入者を知らせるアラートが鳴り響く。そして次に、オフィスに流れる“六課”に対する応援要請。

「テスタメントの幹部たちが将校たちを殺害している!?」

幹部たちが本局の上層部、一部の将校たちを殺害したという、そんな最悪の報せだった。ついに強硬手段で復讐をしに来てしまったということだった。考える時間も悩む時間も無く、私たち“六課”前線組は防護服を着用して現場に急行する。

――翔け抜ける速攻の陽虚鳥――

突き辺りを曲がった瞬間、赤い弾丸が視界いっぱいに入った。

――ディフェンサー・プラス――

――ラウンドシールド――

――パンツァーシルト――

私は半球上のバリアを、その前面になのはとヴィータのシールドが展開される。次の瞬間に轟音が1つ、2つ、3つと続いた。マルフィール隊3人の猛烈な突進攻撃。1つ目でヴィータのシールドが破壊されて、2つ目でなのはのシールドにヒビ、3つ目で破壊された。そのまま私のバリアに衝突、ヒビは入ったけど破壊されることなく弾いた。

「アレッタ三佐!」

私たちの目の前にその輪郭を現すアレッタ三佐をリーダーとしたマルフィール隊。そんな彼らの素顔を隠す兜の中からくぐもった声が聞こえた。「お前たちだけは違うと思っていたのに」って。その瞬間、彼らの姿が消えて、その奥から翠色の光がこちらに向かってきた。

――穿たれし風雅なる双爪――

「相殺する!」

――紫光掃破(ハーツイーズ・ドライヴ)――

レヴィが私たちの間をぬって前に躍り出て、砲撃を撃った。そして見事に本局に被害を出すことなく、翠色の砲撃を相殺することに成功した。対峙するのはフォヴニスと融合した緑色の甲冑姿のグラナードだ。

「特務六課・・・。ん? 騎士エリオか」

「グラナード・・・本当に復讐を・・・?」

今度はエリオが前に出て、“ストラーダ”を構えながらそ尋ねると、グラナードは今まで見せたことも無い下卑た笑い声を上げた。

「あぁ、殺してやった。フォヴニスで散々ぶっ叩いた後に、フォヴニスに喰わしてやった。ベーカーの阿鼻叫喚、ベーカーの肉が喰い千切られる音、骨が砕かれる音、そのどれもが最高に興奮した!」

そんなあまりに残酷なことを平気で、心底
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