暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep36壊れゆく世界〜Starting the New world〜
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「その他にも幹部と思われる白コート集団が各管理世界の地上本部、支局を襲撃! 応援要請が入っています!」

次から次へと入る最悪な報告。

「しゃあない。・・・幹部が姿を現しとるのはどこの世界や!?」

「はい、カルナログ。オーシア。ユークトバニアの3つです!」

「状況変化! その3世界の地上本部の将校や一部の局員を襲撃した後、すでに撤退を終えてます!」

「襲撃された局員たちは、先に放映された映像で不正を働いたとされた局員と判明!」

先手後手どころか手を回すことすら出来ないほどに早く事を成していく幹部たち。管理局による管理が始まって以来の最悪過ぎる状況が私たちを襲っている。

「どうすればええんや・・・? 動いて到着した頃にはもう何かも終わっとる。そんな相手をどう捉えれば・・・!」

ダンッ!とデスクに両手を叩きつけて、顔を歪ませるはやてちゃん。“テスタメント”の本拠地である“オムニシエンス”へ仕掛ければ、幹部たちも防衛のために不正局員の襲撃を止めて来るだろうけど、その“オムニシエンス”に入れない以上はどうしようもない。

「八神部隊長! 解読不明の文書データが・・・」

「解読ふめ――」

「見せて!!」

「・・・おぉ・・」

はやてちゃんが応える前に、シャルちゃんがその隊員のデスクに向かった。解読不明の文書。ヨツンヘイム語って呼ばれるモノなんだとすぐに判った。シャルちゃんが真剣な表情でモニターを眺めて、そして急に笑い出して「よっしゃぁーーッ!!」って現状には似つかわしくないテンションで叫んだ。

「はやて! ウスティオ、エストバキア、フォスカム、ノルデンナヴィクの地上本部に連絡して!」

「どういうことや、シャルちゃん・・・?」

「オムニシエンスの障壁の解除方法が判った! 今言った世界に障壁発生システムが置かれてるテスタメントの拠点があるみたい。そこを潰せばオムニシエンスに進入できる!」

私たちの前に、4つのマップが表示されているモニターが展開されて、拠点の位置と思われる座標が光る。

「少し待て、フライハイト。その情報は真実なのか? またディアマンテや他の幹部による罠かも知れんぞ・・・!」

シグナムさんの言う通りだ。この状況でこのタイミングで、1番知りたい情報が送られてきた。それを罠だと怪しむのは当然のことで、私だって信じられない。

「・・・最後はこう締めくくられてる。しかも音声付データ。よく聞いて、はやて」

『必ずまた貴女の下に集うことを誓って。ノーチェブエナ』

オフィスに流れる女性の声。間違いなくこの声は・・・。

「リイン・・・フォース・・・!」

「今の、間違いねぇ・・・リインフォースの声だ!」

「生きていたんですよ、
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