暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep36壊れゆく世界〜Starting the New world〜
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口調にして、でも強めにカマをかけてみると、少将の身体がビクッと大きく震えた。ビンゴだ。はやてと頷き合って、さらに続ける。そして判ったのが、やっぱりディアマンテが裏で糸を引いているということだった。

†††Sideシャルロッテ⇒なのは†††

シャルちゃんとはやてちゃんが戻ってきた。そして告げられるミッドで起こったこと。セレスさんが魔術師で、武装隊によって逮捕されそうになったこと、それがはやてちゃんが手引きしたって勘違いされたこと、そしてさっきの宣戦布告。

「ブルックルンズ少将が全部吐いたわ。少将はディアマンテと結託しとった。セレスを捕まえて、ディアマンテがリーダーとなったら管理局、少将個人に協力する、ってな」

「そんな・・・! それじゃカローラ一佐は、味方のディアマンテに裏切られたってことですか!?」

「おそらくディアマンテは管理局との協定を何としても邪魔したかった。だからこそ完全に敵対させるために、こんなことを仕組んだんでしょうね」

「彼の目的も復讐だから、ですか・・・?」

「そや。・・・ディアマンテの正体も少将から聞き出せたから、今から説明するな」

はやてちゃんがモニターを出し、かなり古い局員データを表示。映し出されたのは1人の青年。名前をメサイア・エルシオン陸曹長。40年も前に殉職したとされる、陸曹長と医務官の肩書を持つ局員のデータだった。

「医務官としての任務中に殉職。任務地は内乱続く、管理世界となって間もないサンサルバシオン。サンサルバシオンの人は、独自の技術で局に戦いを挑んだ。そして負けた。後に派遣されたのはエルシオン医務官の配属されている医療班と、当時三尉だったブルックルンズ少将の配属されている護衛の部隊」

当時の資料が次々に表示される。

「でも、まだ残っとった抵抗勢力との交戦に入って、結果局はその地区の一掃の決断を下した。医務官として仕事を全うしようとした医療班は、その命令を聞かず医療行為を続行。そしてそれは起こった。ブルックルンズ少将の部隊は、痺れを切らして医療班もろとも反抗勢力を艦載砲で・・・殺した」

「護衛部隊の隊長ローバー一尉の証言によると・・・え、なにこれ? 医療班が抵抗勢力に寝返ったことで、仕方なく抵抗勢力とともに鎮圧・・・。これって・・・!」

真実が隠蔽されて改竄されている。彼らの復讐したいという気持ちも徐々に解かってきてしまった。これは酷い。いくら被害拡大を防ぐためとはいえ、切羽詰まっていたとはいえ仲間を撃つなんて・・・。知りたくなかった、けど知らないといけない管理局の深い闇。大きくなり過ぎた組織には必ず付き纏う問題だ。

「八神部隊長! テスタメントの構成員であると思われるレジスタンスが、民間人を率いて暴動を起こしている、との連絡が入りました!」
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