暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep36壊れゆく世界〜Starting the New world〜
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していた。
「急がなければ!」
私は何としても主はやて達と合流するため、次元港を探しに走る。
†††Sideリインフォース⇒シャルロッテ†††
私たちがミッドから本局内に向かっている間、事態は最悪な方へと向かっていた。本局へ向かうために乗った次元船内に流れる、主要管理世界にも放映されていると思うある映像データ。
それは本局の上層部、一部の将校たちによる幹部会の様子を隠し撮りされたもの。内容は“テスタメント”の持つ技術力を手に入れるために協定を結ぶフリをして、幹部たちを一網打尽にしよう、というものだった。
「上層部は・・・ここまで・・・!」
はやてが手を白くなるくらいにギュッと握りしめていた。その他にも、これまで管理局が犯し隠してきた不正などが流れる。一部とはいえ、信じていた管理局の嫌な部分を見たんだ、仕方ない。
「どうやら、仕組まれた事態のようね。セレスの意思とは関係なく、別の幹部によって」
私たちが3日という短い時間とはいえ全力で調べ上げた情報を、何故武装隊を送った上層部が知っているのか。答えは1つ。“テスタメント”の幹部の中に、管理局と協定を結んでほしくない奴が居る。
(そいつが上層部の将校の誰かにセレスの事をリークしたに違いない)
私とはやてが本局に戻ると、本局は当然ながら私たちがミッドに降りる前とは全く違っていた。慌ただしく駆けまわる医務官たちと局員たち。中には武装隊の姿もあった。なのは達からの連絡によると、将校の何人かが幹部の手によって殺害されたとのことだ。
「可能性としてはディアマンテでしょうね」
「ディアマンテ・・・許せへん、こんなん。絶対に・・・!」
そして今、私とはやてはある場所へ一直線に向かう。着いたのは、逮捕した犯人を一時的に閉じ込めておく留置所。ある程度進むと、武装隊が数人がある1つのドアの前で待機していた。まずは敬礼。そして入室の許可を取ってもらい、堅く閉じられていたドア開けてもらう。はやてに続いて中に入る。と、リンカーコアの働きを封じるリミッター付きの手錠をかけられた将校、名前は確か・・・。
「お話を聞かせてもらってもいいですか、ブルックルンズ少将」
そうそう。ライレー・ブルックルンズ少将。俯いてぶるぶる震え続けるブルックルンズ少将の目がはやてと私を見る。
「こんなことになるとは思わなかったんだ。私は・・・こんなことに・・・」
頭を抱えて唸り始めて、「違う。私はこんなこと望んでいない」って繰り返す。それでもはやては詰問をやめないで、何度も「何があったんですか?」と尋ねる。そんなのが1〜2分くらい続いて、さすがに私はイラつき(ほぼキレた)始めた。
「ディアマンテにでも誑かされたか?」
顔にも態度に出さないで努めて冷静な
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