暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
57話:決意と決戦 皆と一緒なら
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丈夫、クロノ?」
「あぁ、大丈夫だ。今のところはな」

そう言ってクロノは視線を士のいるところに移す。それに釣られるようになのは達も視線を移すと、三人共苦い表情をする。

「士の事は任せるが…そっちは大丈夫か?」
「…うん」
「なんとか、してみせる」
「『なんとか』やなくて、救うんやろ?三人で」
「「……うん…!」」
「はやてちゃん、私も忘れないでほしいです!」
「あはは、ごめんなぁ」

三人はそれぞれのパートナーを手に取り、構える。
その時、さらにその後ろに、新たに数人が降り立つ。

「はやて、なのは!」
「テスタロッサ、来ていたか」
「ヴィータちゃん!」
「シグナム!」
「私もいま〜す!」
「主はやて、お待たせしました」
「シャマル、ザフィーラ!」

やってきたのは、ヴォルケンリッターの面々だった。

「良くここに来れたな。仕事の方は大丈夫だったのか?」
「まぁ、なんとかな」
「しんどかったけどな〜…」

クロノの質問にシグナムはレヴァンティンをスラリと取り出し、ヴィータは苦笑いをしつつもグラーフアイゼンを肩に乗せる。
さらに横に魔法陣が展開され、そこにアルフとユーノが現れる。

「ごめん、遅くなった!」
「大丈夫だよユーノ君。一番最後だけど…」

あはは、となのはの言葉を聞いて苦笑いを浮かべるユーノ。

「…挨拶はそれぐらいにしよう。そろそろ行くぞ…!」

そう言ってクロノは静かに構える。そんなクロノの緊張感に刺激され、他の面子もしっかりと構える。

「まずはなのは達三人以外で、士までの道を作る。それまで三人は少し待っててくれ」

クロノの言葉に三人共一様に頷く。その他の面子は三人の前に出る。

「その他は、シグナムとヴィータ、ザフィーラとアルフで前衛。僕とシャマル、ユーノで後衛だ」
「「「「「「「おう(はい)(うん)!」」」」」」」
「クロノ、士に一発入れてもいいか?」
「……まぁ、いいだろ」
「よっしゃ…!」

クロノの返事に、ヴィータはテンションが上がったようで、口角を上げる。

「それじゃあ…行くぞ!!」

そしてクロノの掛け声で、七人が一斉に飛び出す。
それと同時に怪人達も走りだす。

遂に新たな決戦の火ぶたが、切って落とされた。


 

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