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プリテンダー千雨・リメイク
序章・1
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の父親『長谷川小鷹』であった。

「くそっ!プリテンダーの方は足止めしてくれてるんじゃ無かったのか!?」

手を抑えながらブタ鼻が言う。すると、父さんはそいつと半魚人に向かって右手のレーザー銃を向けた。

「ま、待ってくれ!こっちは丸腰なんだ!!撃たないでくれ!!!俺には女房一人と十二人の子供が居るんだ!!」

光線銃が無くなったとたんに弱腰になるブタ鼻。って言うか、随分とベタな命乞いだな。
すると、父さんは奴に聞いた。

「お前達を雇ったのはクインテッサか?」

「そ、そうだ!おれだって好き好んでこんな仕事引き受けたんじゃねえんだ!でも家族を三食食わせて行くには仕方ねえんだ!!」

またしてもベタな事を言うブタ鼻。それを聞いた父さんは銃を下ろす。

「分かった。命だけは助けてやる。だが、また千雨を狙って来た時は・・・」

「ひぃ!!わ、分かってまさぁ!!!」

そして、ブタ鼻は半魚人を連れて逃げて行った。

「大丈夫か!千雨!!」

二人組が遠くに言ったのを確認すると、父さんは私に駆け寄った。

「父さん・・・」

私は聞きたい事があり過ぎて頭の中がぐちゃぐちゃだった。父さんの着ているスーツの事、さっきの奴らの事。そして・・・私自身の事。

「傷の手当が必要だ。」

だが、私は何も言えず父さんに抱き上げられた。



続く


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