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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep32戦い終わって〜Interval 6〜
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だけのものではない。私も、同じだ。あの時、カルドとカルド・デレチョを討っていれば、と」
シグナムもあたしと同じこと考えてた。すると今度はアギトが「自分を責めるなよシグナム」ってリインと同じようなことを言って、シグナムに寄り添った。
「主は、我とシャマルで看ている。お前たちは寝ていないだろう? 少しは休んでいた方がいい。フライハイトが何かしらの打開策を立てているかもしれん」
「そうね。あなた達4人は、少しでも休んで体力を回復しておいた方がいいわね」
「それを言ったらシャマルとザフィーラも大変だったんだろ? ザフィーラはレジスタンス相手に暴れたっていうし、シャマルだって負傷した隊員たちをずっと看てたんだろ」
2人があたしらに休むよう言ってるけど、その2人だってあたしらに負けないくらいに疲れてるはず。
「確かにそうだけど、シグナム達の相手は私たちが相手にするのとは違うから。だからあなた達には万全の状態でいてほしいの。もう、誰も喪いたくないから。これ以上はやてちゃんを悲しませないように」
そう言われるともう何も言えない。ここはシャマルとザフィーラに任せて、あたしらは休むことにした。
†††Sideヴィータ⇒なのは†††
「――うん、ママは大丈夫だから。次に帰るときはちゃんとルシルパパも一緒だから、ヴィヴィオも良い子で待ってて」
医務局の待合室の片隅で、ヴィヴィオが登校する前に、今回の戦いで終わらなかったことを報告。それはそれでヴィヴィオにすごく心配させたけど、大丈夫だよ、って笑みをつくる。
ヴィヴィオももう子供じゃないから、たぶん私たちが負けたことに気付いているかもしれない。だけど、それでも『うん!』って笑って返してくれた。信じてくれている。だからそれに応えるのが親としての責任。
「それじゃあ切るね。いってらっしゃい、ヴィヴィオ」
『うん、いってきます!』
通信を切って、一息つく。考えることは今回浮き彫りになった“テスタメント”の本拠地“オムニシエンス”の防衛力。次元跳躍の“エンペラトゥリス・バウティスモ”。正確無比の防衛砲が18基。意図した相手を強制的に世界外に排除する障壁と呼ばれる結界。
それらは幹部たち以上に厄介と言ってもいい。上手く内部に入り込めたとしても、障壁に邪魔されたり、最悪次元跳躍砲で撃沈されたりするかもしれない。管理局の艦にアレを防ぐすべも回避する術もない。狙われたら最後、確実に墜とされる。
「・・・私じゃ何も思いつかない。今度もシャルちゃんに頼るしかないの・・・?」
それらに対する対抗策が何ひとつとして思いつかなかった。私は、シャルちゃんに頼ることしか出来ないことに歯がみした。
「思いつめたらダメだよ、なのは」
「フェイトちゃん・・・」
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