暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep32戦い終わって〜Interval 6〜
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ういうつもりだ? さっきの隙であたしらを墜とせてた。なのに、何でなにも仕掛けてこねぇ・・・?』

ヴィータが少しヒビの入った“グラーフアイゼン”に視線を移して、すぐさまディアマンテを睨みつける。

『裏切り者を粛清するまでの時間稼ぎ。これが質問の答えだ』

『裏切り者?』

『ノーチェブエナ。君たちはリインフォースと呼んでいるな』


『ふざけんなっ! そんなこと絶対ぇ許さねぇッ!! アイゼン!!』

≪Jawohl ! Explosion. Raketen form≫

なのは達の表情が凍る。すぐにヴィータが叫びながら、ラケーテンフォルムになった“グラーフアイゼン”を振り回す。ブースターの加速力を持ってしてもディアマンテを捉えることが出来ず、瞬走弐式を連続発動したレヴィとの波状攻撃でも掠ることすら出来ない。

『レヴィ。この中ではお前が1番疾い。フライハイトとテスタロッサが向こうに居るが、数としては不利だ』

『だからお前が援けに行ってくれ!』

――紫電一閃――

『でも、わたしが抜けたら・・・』

――紫光連砲(ハーツイーズ・ストライフ)――

シグナムも、ヴィータとレヴィに交じって近接戦をディアマンテに仕掛ける。なのはもアクセルシューターで支援攻撃。徐々に、だけど確実にディアマンテを追い詰めていく。

『行って、レヴィ! ここは何とかするから!』

≪Sacred Cluster≫

“レイジングハート”のセリフと共にシグナム達が一斉に離脱。放たれた3つのスフィアが爆散、小さな弾丸が無数にディアマンテを襲う。そこに、“モード・バスター”となったレヴィの特大砲撃、ハーツイーズ・ドライヴが撃たれた。

(なのはの散弾(クラスター)にレヴィの極太砲撃。悪くはないけど・・・)

『大人しく待っていてくれればいいものを・・・!』

ディアマンテがそう言ったと同時になのはとレヴィの攻撃がヒット、大爆発を起こした。それを最大のチャンスと思ったのか、レヴィは『判った! 任せて!』と言って、その戦域から抜けようとした。

――疾駆せし破軍の騎馬隊――

なのは達に向かって煙の中からとんでもない数のアルトワルドの群が突撃してきた。おそらくアルトワルドの身体を構成する銀雷で作り出したフェイク、偽物に違いない。だけど、本物と偽物の境界線なんてほとんどはない。だって同じアルトワルドを構成する銀雷なんだから。まさしくこの時だけはアルトワルドは増殖した、と言える。

「アルトワルドをこんな風に使う奴、初めて見た」

ディアマンテとアルトワルドの相性は、今までアルトワルドを召喚した魔術師の誰より合っている。銀光(アルトワルド)の波に飲み込まれたなのは達。そんな中からレヴィだけが飛び出
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ