暁 〜小説投稿サイト〜
とある物語の傍観者だった者
16話:女難ノ相
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こっちにもあるんだにゃ、つーかイッチーが原因ですたい。童貞卒業したイッチーが青髪には許せんかったらしいのにゃー』

 子供かあいつは!!

「お前それいろいろ深読みしたらいろいろヤバそうだな!」

『下手すれば青髪が彼女を作らず30歳なっても童貞のままでいろとか言いそうで怖いにゃ』

「青髪が30歳になってもするなって言われて卒業しないのかよ?」

『いや、俺はイッチーよりも早く大人の階段を上っているぜーい。まっ、青髪には内緒ぜよ』

「最悪だなお前も!」

 誰としたのかはあえて訊かないが。

『という訳で、今日は青髪のためにも女をナンパしに街に繰り出すのにゃー』

「だったら尚更オレも誘えよ。友達のために一緒にかわいい子探そうぜ!!」

『いや、イッチーがいると俺も青髪が報われないからイヤなのにゃ』

「なんでだよ!!」

 イヤとか言うなよ。

 傷ついちゃうじゃないないか。

『もしくはイッチーのせいで「キャー、ロリコンな近簿くんとお友達なんですね、近づかないでー」って逃げ出すかもしれないのにゃ』

「オレがロリコンだっていう噂は街まで広がっているっ!??」

 それはシャレにならないほどの由々しき事態だな。外を出歩くのが怖くなる。

『まぁ、冗談はさて置き、青髪が激オコぷんぷんなので今日は諦めてくれにゃ。また日を改めるのにゃ』

「わかったよ、絶対に海とプールとキャンプとか行きたいんだからな!」

『はいはい、また今度ぜよ』

「つーか、今思ったんだけど、今日はカミやんも誘ってないんだな?」

『カミやんはイッチー以上に女誑しだから絶対に誘わないにゃー。声かけた女の子は皆が上条属性に染まっていくのが見ていて辛いのにゃー』

「カミやんはいつものことだけど、オレはフラグ立てた女の子って言ったらテスラだけじゃね……??」

『お前がそれを本気で言ってるなら俺も怒るぜよ! このロリコンがにゃーーー!!』

「………」

 最近、土御門くんに突然キレられることがよくあるな。

『まっ、そういうことで……前方100m先からツンツン頭の不幸な少年と腹ペコシスターちゃんがやってきてめんどくさそうなのでもう切るにゃ。ばいなら〜』

「あっ………」

 なんだよ、カミやんと結局合流してんじゃん!!

 いや、偶々で偶然なんだろうけども、こうしてオレは除け者にされた。

 別に泣いてやしないんだからね!友達はあいつらだけじゃない!!

 ………。

 つっても、このあとクラスの連中に電話かけて遊びに誘って「リア充爆破しろ」の連続だったけどなな……

 ………。

 みこっちゃんや黒子っち達は元気かな?電話番号知らないから遊びにも誘えな
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