第173話 一夜を過ごすのはどこ?
[1/8]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
妖精全「乾パァァァァァァァァァァイッ!!!」
大魔闘演舞2日目の夜、クロッカスの街にある小さな酒場、森の小川では今日も妖精の尻尾の魔道士達が宴をしていた。
マカオ「Bチームがトップ3に入ったぞっ!」
ワ「このまま今年もフィオーレ一の座を取っちまうかもなっ!」
ビールの入ったコップを片手に持ち、お互い肩を組みながらマカオとワカバが笑い合う。
ナブ「Bチームは3位、Aチームも4位だから、めちゃくちゃ順調に進んでってるぞっ!」
マッ「去年の大魔闘演舞の初盤が嘘みたいだぜ。」
ウォ「今年も俺達が優勝だぁぁぁっ!」
ナブやマックス、ウォーレンやその他のメンバーもこれまで以上に大騒ぎをしていた。もちろん、
ナ「いい加減にしろよ、カチコチパンツ、ポジティブ野朗。」
グ「ごちゃごちゃうるせぇんだよ、バカアホリョウ、燃えカス野朗。」
リョ「少し黙れねぇのか、吊り目野郎、垂れ目野郎。」
当の本人である妖精の尻尾ABのメンバーも大騒ぎをしていた。今回はリョウも酒場にいて、ナツとグレイと喧嘩をしている。その様子をテーブルを囲んでルーシィ、ハッピー、ウェンディ、シャルル、マヤ、フレイ、ユモ、ショール、トーヤが眺めていた。リョウ同様ユモも酒場にいて、ルーシィ達と一緒にいた。
ル「全く。少しは大人しく出来ないのかしら?」
シャ「ほんっと、うるさいんだから。」
ため息混じりにルーシィとシャルルが呟く。
マ「3人共いけいけ〜!」
ハ「ナツ〜、頑張れぇ〜!」
フ「応援する意味が分かんねぇよ・・・」
喧嘩している3人をなぜか応援するマヤとハッピーにフレイが呆れながら突っ込みを入れる。
ウェ「でも、あの光景がもう馴染んでしまっていますね。」
ウェンディの言うとおり、ナツとグレイとリョウの3人はどこへ行っても喧嘩、喧嘩、喧嘩。周りの視線を気にせずに喧嘩、喧嘩、喧嘩。もう妖精の尻尾の魔道士達の間では馴染みのある光景だった。
ユ「喧嘩と言えば、あの3人だもんね。」
ショ「あの3人が一度も喧嘩せずに、ものすごく仲が良かったら逆に可笑しいよな。」
余談だが、ショールの言葉を聞いてその光景を頭の中で想像したマヤが「ぷふっ!」と噴出した。
ナ「だあーーーっ!あったまきたぞっ!火竜の・・・」
グ「お前等、少し寝てやがれっ!アイスメイク・・・」
リョ「怪我しても俺は知らねぇからなっ!2剣流・・・」
その3人が今、魔法を発動させようとしていた。ナツは拳に炎を纏い、グレイは両手に冷気を溜め、リョウは鞘から『銀覇剣』と『天力剣』を抜いた。
ル
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ