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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep31白き羽根が散る〜Noche Buena〜
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作用型の広域殲滅魔法。そう提案しようとしたとき、リインフォースの背後から、全身炎となっとるカルド隊の1人が飛び出してきた。リインフォースを助けるために身体を無意識的に動かした。
「避けて!」
リインフォースを突き飛ばして避けさせるんやけど、私がその一撃に掠ってもうて、背中の羽の大半を焼け散らされた。
「主はやて!!」
叫ぶリインフォースに私は「大丈夫や」と笑みを、出来とるかは判らんけどつくる。
「躱されたぞ、もう1度だ」
「次は外すな。邪魔者が乱入してくる前に決めろ」
「復讐の業火、その刻め、闇の書・・・!」
リインフォースに支えられながら、カルド隊の怨嗟の含まれた声を聞く。ヒシヒシと伝わってくる恨み、怒り、いろんな黒い感情。私にも向けられたそれに身体が震える。と、今度は2人同時の突進攻撃が来た。私はリインフォースを助けるために身体を動かそうとしたんやけど、それより早くにリインフォースが私を突き飛ばした。
「リインフ――」
私を突き飛ばしたリインフォースは笑っとった。そして・・・闇色の炎の砲弾となったカルド隊に呑み込まれた。それと同時に私らを閉じ込めとった炎の球体と、シャルちゃんを閉じ込めとった赤い羽根の檻が崩れていく。
「あ・・・あ、ああああ・・・ああああ・・・リインフォースゥゥゥゥーーーーッ!」
リインフォースの背にあった純白の羽が闇色の炎に燃やされながら散ってく。リインフォースが一瞬で燃やされたのを見た私の意識は、そこでプツンと途絶えた。
†††Sideはやて⇒シャルロッテ†††
私は、私はまた、はやてとリインフォースを救うことが出来なかった。マルフィール隊の檻が崩れたと同時に聞こえたはやての絶叫。耳を塞ぎたかった。けどレヴィを抱えた腕じゃただ見ていることしか・・・。
「はやて!」
はやてはショックのあまりに気を失ったようで落下し始めた。それを受け止めるのは「フェイト・・・」だった。フェイトも何も出来なかったことにショックを受けているようで、ただ頷いて応えるだけ。
それと同時にバインドから解放されるルシルと、マルフィールとマルフィール・デレチョ。その3人は何も言わずにただ、私たちを見ている。私は無理を承知でフェイトにレヴィを預け、ルシルに向かって飛ぶ。そして思いっきりビンタを喰らわしてやった。
「記憶が無かろうが操られていようが、今のあなたはとことん最低最悪な男だっ!」
ルシルは何も言わない。
「く、くくくく・・・あははははははははッ!」
「やったぞ! やってやった! あの憎たらしい女をこの手で消してやった!」
「この調子で、残りのヴォルケンリッターも焼滅させてやる!」
代わりにカルド隊の狂喜の声がこの一帯に響き渡る。あ
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