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ポケモンの世界にお気に入りのポケモン持って行こう!
シッポウジム エアームドVSハリテヤマ!
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「大丈夫……貴方が元々野生のポケモンじゃないってのは気づいてたわ。貴方、トレーナーから何度も捨てられちゃったのね……」

そう、エアームドは元々は野生のポケモンではない。別のトレーナーのポケモンであった、だが以前のトレーナー達は実力を重視するあまりに、テッケンのハリテヤマに負けてしまったエアームドを捨てたのだ。その為、エアームドは傷つき、気づいたのだ。自分が弱いから、そしてトレーナーの指示を受けたから負けたのだと。だから自分が誰にも負けない強さを持ち、トレーナーの指示など聞かなくても勝てるようになれば良いと。だからエアームドはフウロの指示を聞かなかった。自分は強いから捨てないでくれ、という思いを込めて。

そんなエアームドをフウロは抱きしめた。エアームドはまた捨てられるのではないかと不安になっていたときの事だった。

「大丈夫、私は貴方が例え負けたって捨てないわ。だって私貴方の事大好きだもん、だって貴方の飛んでる所カッコいい物!大丈夫、キミが見てる空の下で私が笑ってるから!!」
「エア…!」

エアームドは涙を流し、フウロの頬をなめた。そして、力強く吼えた。もう怖がらない、もう強がらない、自分はフウロを信じる。だから、ここからは彼女の思いに全力で答えると!!

「行けるの、エアームド?」
「エア"!!」

エアームドが見せたのは強く頼りになる声、でも今まで無かった優しさが感じられた。それで直感した、エアームドは心を開いてくれたと。

「よし行くわよエアームド!テイクオフ!!」
「エア"ア"ア"ア"!!!!!!!!!」

指示に答えるように咆哮をあげてから、一気に加速し宙へと舞った。そのエアームドの姿を見たテッケンは微笑んだ。

「それで良いんだエアームド、それで………ハリテヤマ、きあいだま!!!」

ハリテヤマの両手の中に凝縮されたエネルギーが球体になって生み出された。そしてそれをエアームド目掛けて飛ばした。

「エアームドはがねのつばさよ!!!」
「エア"!エア"ア"ア"ア"ア"!!」

エアームドのはがねつばさはきあいだまを見事に粉砕し、そのままハリテヤマに直撃した!!

「エアームドが初めてフウロの指示を聞いた!!」
「行ける、行けるわよフウロ!!」
「行け行けフウロ、エアームド!」

「続けてドリルくちばし!!」
「はっけい!」

再び体を回転させたエアームドはハリテヤマに向かっていく。それを迎え撃つ為はっけいの体勢をとるハリテヤマ、ゴッドバードを打ち破ったはっけい、これではまたはっけいを食らってしまう。

「エアームド!きんぞくおんよ!!」
「ア"ア"ア"ア"ア"!!」

回転しまま金属の羽を擦り合わせ、非常に不快な嫌な音をハリテヤマにぶつける。思わず耳をふさい
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