第一話 転生しました
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「どうしたの幽々子?最近おかし・・・・・・!?」
おかしいわよ。そう言おうとして敷居を越えた瞬間、立てないほどの倦怠感が身を包んだ。思わず膝をついてしまった。
「紫、大丈夫?」
「え、ええ。大丈夫よ」
倦怠感を覚えはしたものの、耐えられないほどではない。
「嘘ついちゃダメよ、紫」
まあ、痩せ我慢に見えなくもないからな。
「だって、紫がそうなっているのは私のせいだから」
なんでだよ。俺は幽々子の能力の影響は受けていないハズなのに。
俺は突発的に見分ける目を発動した。そこで見たものは、赤黒い無数の蝶だった。
まさか、『死に誘う程度の能力』が成長につれて強くなっていったのか?そうだとしたら、幽々子が会わなくなった理由もわかる。巻き込まないようにするためだ。
「ごめんね、今まで言えなくて。ーー私の近くにいると、死んでしまうの」
そう言った幽々子は、今にも死にそうな顔をしていた。
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