第一話 転生しました
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んはふ?」
なんで金髪?俺の髪の毛は金髪だった。親は二人とも黒髪なんだけどな・・・・・・。何故?ゆかりんに近づいてきてるよ。関係ないはずなのになぁ。
そう思っていた時もありましたよ、ええ。
時間経過・・・・・・
某日、いつもとは違う感覚を感じたので、俺は気になって目を開けた。目に入ってきたのは、無数の『眼』だった。
これはやべえ。知らない天井だとか時間停止していたとかそんなチャチなもんじゃねぇ。もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・・・・!さらに、周りには道路標識や墓石、歯車などの無機物が多数浮遊していた。なんというカオス空間。何故か愛着がわいてくるのだけど。俺も周りの無機物と同じように浮いているみたいだな。よし、現状把握できた。
・・・・・・どうしよう?何をどうすればいいのかわからない。なんとかこの空間から出たいのだが、どうすればいいの?空を飛ぶ?生後一年で空を飛ぶ機会なんて高い高いぐらいだよ。だとしたら、ちょっと早いけど中二病になるしかないみたいだ。念じろ〜。俺の中に眠る力を解き放て〜!と、念じていると白い靄のようなものが手から出てきて、少しだけ推進力を得られた。よっしゃ!その推進力を使って方向転換を実行する。
ぐるっと三百六十度回って周りを見渡す。すると、リボンで両端が結ばれている裂け目が見えた。その先にはいつもと使っているベッドがあった。そこに向かって白い靄のような推進力で必死に飛んでいく。そして、裂け目に身を潜らせてベッドに戻ってくる。ああ、疲れた・・・・・・二度寝しよう・・・・・・。
こうして俺は初のスキマ体験をしたのだった。
時間経過・・・・・・
次の日、ちょっと遅めだが俺は起きた。この前のようなカオス空間にいるわけでもなく、いつも見ている天井だった。
・・・・・・ハア。俺は目の前に手を伸ばして開けと念じる。すると空間に両端がリボンで結ばれている黒い線がはいる。そしてその線はガバッと開く。中を覗くと、この前の目玉と無機物が浮遊しているカオス空間が広がっていた。
・・・・・・スキマだよなぁ、コレ。俺は八雲紫とは全く関係ないはずなのになぁ。とうとうゆかりんになっちゃったか。同性同名同能力の人間版八雲紫ができました。さらに言えば、原作ゆかりんと違って若いぜ!まあ、それはどうでもいいか。
『ゆかりはきょうかいをあやつるていどののうりょくをてにいれた』
・・・・・・電波?なんだよ今のアナウンス。でも、『境界を操る程度の能力』を手に入れちゃったよ。何段階か飛ばしているが気にしない。兎に角、コレで幼少時の暇潰しができた!
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