暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0583話
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術班の場所に出向いているという事はA-3ハンガーにいるのか? まぁ、あの葉加瀬だけに重力関係の技術を扱えても不思議ではないが。

「さ、じゃあA-3ハンガーに行きましょ。ニーズヘッグの修理に関しても割り振りしないといけないし」
「ああ、そうしてくれ。このニーズヘッグがあったからこそ、俺はネオ・グランゾンを倒せたんだしな」

 正直、グロウセイヴァーのままだったら、あの戦いに勝ち抜くのはまず無理だったろう。そしてシャドウミラーの性格を考えれば、これからもああいう戦いに巻き込まれるのはまず間違い無い筈だ。

「それはシャドウミラーというよりも、トラブルの神様に愛されているアクセルの特性だと思うんだけど。実際、私の世界に来た時にもヘリオポリスでのザフトが奇襲を仕掛けている時だったし。そう考えると、アクセル自身が何らかのトラブルの要なのかもしれないわね」

 マリューのその言葉に、確かに……と頷いてしまった俺は、やはりトラブルに愛されているのだろう。
 そんな風に考えながら、ニーズヘッグの残されたA-1ハンガーを出てA-3ハンガーへと向かう。すると案の定と言うべきか、あるいは当然と言うべきか、そこには技術班の面子が殆どいて何やら話し合いをしている所だった。

「ブラックホールエンジンの出力と安定性を上げる為には……」
「重力場変換の制御に関しては念動力以外にも……」
「グラビトン・ランチャーの威力を高めるとなるともっと出力を高める必要が……」

 等々。そしてその中には、目を輝かせて嬉々として議論を聞き、あるいはアイディアを出している葉加瀬の姿もある。

「技術班は相変わらずだな」
「そうね。でも、こういう光景があってこそのシャドウミラーでしょう? ……はいはい、皆注目して!」

 パンパン、と手を叩いて周囲の注目を集めるレモン。

「もしかしたら昨日のパーティの時に誰かから聞いているかもしれないけど、これからアクセルが鹵獲してきたネオ・グランゾンのパーツの解析と分析に入るわ」

 ざわり。
 レモンがその言葉を口にした瞬間、間違い無く技術班一同に衝撃が走った。
 唯一それを理解していないのは、ネオ・グランゾンという言葉の意味を知らない葉加瀬とマードックくらいだろう。だがその2人にしても、周囲の者達が驚愕の表情を浮かべているのを見て、それ程の物なのだと顔を好奇心に輝かせている。
 まぁ、葉加瀬やマードックはともかく技術班の驚きは当然か。俺達が生まれた元々の世界でもシュウ・シラカワとグランゾンのネームバリューは相当なものだ。ヴィンデルでさえも連邦軍に反乱を起こした時にグランゾンと戦わないようにしていたくらいだしな。そしてOGsの世界に転移した後もその名前が持つ意味は変わっていない。いや、むしろ南極事件の影響もあっ
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